立憲・枝野代表が記者会見8月31日(全文2)消費税減免など思い切った対策が必要
消費税減税は選択肢として残るのか
横田:すいません、関連で、フリーの横田一ですけども、総選挙の目玉政策をちょっと先取りした質問で失礼なんですが、先ほど消費税減税についても選択肢の1つという趣旨の発言をなさって、いろいろ組み合わせて、選択肢としてまったく否定していないというふうに聞こえたんですが、一方で玉木代表は、党首会談で消費税減税について申し入れしたけど応じてもらえなかったと。非公式で党首会談しているんで実質的にはやっていると思うんですが、これは新しい合流新党においても消費税減税は選択肢として残るという理解でよろしいんでしょうか。 枝野:何を選択するとか何を目玉にするとかっていうのは、とにかく新しい人が決まらないと、間もなく決まるのに、今の時点で私が申し上げるべきではないと。ただ、私が申し上げた3つの選択肢、所得税が実は目新しいのかなと思いますけれども、実は党内でもこれまでも議論をしてきたし、私自身も消費税を含めて否定してきたことは一度もありませんし、従来から検討しているし、そのことを、こういう自民党の総裁選挙は、先ほど言った、それにこちらが右往左往しちゃいけませんが、しっかりとこれぐらいの3つを、大胆なことをやっていかなきゃならないよねという認識は、現行の立憲民主党の代表として申し上げてもいいかなと思いましたし、当然、選択肢としてきちんとした前向きの議論をしていくことは当然、引き継がれるんだろうと思っています。 司会:はい、それでは次の方お願いいたします。
次期選挙に向けてどのような準備を進める考えか
日本経済新聞:日本経済新聞、児玉といいます。2点お伺いします。まず経済対策についてなんですけれども、消費税については、確認なんですけれども、これはコロナ対策のための時限的な措置というお考えでしょうか。また、下げ幅については先ほどゼロも視野にということでしたけれども、現時点でどの程度の下げ幅が望ましいとお考えでしょうか。また、打ち出し方についてなんですけれども、これは例えば新党の結党時に政策の柱に掲げたり、ないしは衆議院解散総選挙と仮になった場合に、これで、このタイミングで打ち出されたりする考えはありますでしょうか。これがまず1点です。 もう1点は、先ほど早期解散の可能性が高まっているというご発言ありましたけれども、選挙の候補者ですとか政権構想の準備など、現段階でどのような準備を進められるお考えでしょうか。以上お願いします。 枝野:1点目についてはいつも申し上げているとおり、政治は時間の関数ですので、同じことを同じように言っても、発信するタイミングを間違えればまったく伝わらないし、逆にいいタイミングで発信するからこそ、より多くの皆さんに共鳴していただくということがあるので、今、前段の消費税についてのお尋ねについては、まさに時間の関数を見ながら、もちろんこれだけではないので、お示しをした3つの選択肢を比較しながら、一番適切なタイミングで適切なものを打ち出していくのが望ましいと、私は思っています。 2つ目はなんだったっけ。政権構想とかなんとかですが、すいません、これは新しい党の執行部が選ばれた段階でお尋ねいただかないと、新しい党としての政権構想の準備うんぬんということは答えようがないんだと思いますが、私は現時点で最大野党の党首という立場で、政権選択選挙になった場合の政権構想、その他についての準備は十分に進めてきています。ただし、いつ、どういうタイミングでどう打ち出すのかということはまさに時間の関数。選挙の時期がいつになるのか。早ければ10月25日だし、遅ければ来年の9月かもしれないという1年もの幅があるという状況の中で、今、具体的に政権選択選挙をどういうふうに戦うのかと、先にこちらが手の内をさらすと、ただでさえ野党のほうが今、勢力小さい、弱い側が先に手の内をさらすということはあり得ないというふうに思っています。 司会:じゃあ関連でどうぞ。