大阪市・松井市長が定例会見11月2日(全文1)枝野さん、気の毒かなという思いがある
国民民主の公約と一致する政策はあるか
関西テレビ放送:ちょっと追加で、すみません、国民民主さんの話なんですけども。維新さんが41議席獲得されて、予算を伴う法案というのが50人以上となりますが、そういう意味で言うと国民民主さんとの、そういった意味での連携をすれば50人以上ということが可能かと思うんですが、共通で一致できそうな政策とか、そういったもので予算を伴う法案を一緒に出したいのかどうかというお考えと、もし具体的にこういうものがっていうのがあれば教えていただけますか。 松井:これは、国民民主さんのほうは公約に掲げてないけど、まずやっぱり、これ、選挙が終わると、今コロナで国会議員の報酬って2割カットされてるんだけど、コロナの臨時的措置で。これが選挙終わると元に戻るのよ。誰も何もまだ言うてないけどね、国会議員は。だまって戻して、もらい得や思うてるから。でも、これ、やっぱり国民民主さんも、コロナでやっぱり非常に一般の方々、生活が厳しいから、やはり国会議員として範を示すという、そういう考えもお持ちだろうと思うから、まずはもうこの、そもそも報酬の2割削減というのは2011年の東北の震災、それで震災復興財源として市民税を増税したのよ、1人1000円か、住民税ね。 そのときに当時の民主党が、国民の皆さんに痛みを伴う形でご負担いただくんだから、自分たちも国会議員の身分を改めますっていって、定数よう削減せえへんかったから2割の歳費削減を決めたのよ。そのときも臨時で。それで選挙終わったら元に戻ってるのよ。だからもうこれは本給から2割削減法案をぜひ出したいと思います。もういいじゃないの、そんな、2割。2割削減したからって1900万ぐらいになるだけやからね。だからそれを国民さんと一緒に提案できればやりたいなと思います。
ある程度合意しているのか
関西テレビ放送:これについては、選挙終わったばかりですけれども、ある程度の合意なり言及っていうのはいただいてるんですか。 松井:いや、もともと玉木さんも民主にいたんだから。国民民主の方はもともと民主の方でしょう。みんなその当時、2012年の選挙のときにそれ言ってたんだから。そもそも戻るのはおかしいでしょう。だって今、1000円増税されたままやもん、市民は。市民税にね。これに対しての報酬カットだったのよ。でもそれが選挙後、もうみんな知らんふりしてたから、われわれはおかしい、おかしいいうことでずっと言い続けてるわけだから。これはもう、だから本給で2割カットすべきだと思います。 関西テレビ放送:これは、松井代表としては国民民主さんと一緒に法案を上げて、選挙前にもおっしゃってましたが、自民党にまずのませたいことっていうのはこういうことになってくるわけですか。 松井:もうそういうことです。まず今、臨時措置で、選挙終われば元に戻るんで、これをまず恒久的な2割カット、そもそもの国会議員の報酬を、それに見合う、2割をカットする形につくり替えるということです。それでも高いんやから。 関西テレビ放送:定数についてはまだ、そこにはまずは入らない。1段階目としては報酬2割っていうところですか。 松井:うん。だから定数やりたいけど、だから国民の皆さんね、いきなり定数の2割まで一緒に出せるかと。難しいと思うよ。だから、でもこのぐらいのことは一緒にやれるんじゃないの? あと可決、成立するか、自民党の態度を見たいと思います。 関西テレビ放送:ちょっとゆくゆくの話になってくるかもしれませんが、維新さん、ずっとおっしゃっていた報酬カットっていうのはあると思うんですが、例えば教育無償化だとか、そういったもう少し先の法案、予算を伴うような法案というので協力したいっていうところはありますか。 松井:ありますよ。ただ、教育無償化っていうのは、これ、文科省と総務省を巻き込んで、やっぱり私学の、これはまた私学の独自性に対して批判あるかもしれないけど、やっぱりキャップをどこでっていうことをかけないと、キャップ。要は授業料の。いくら国費、税を投入しても、私学が自由に授業料を決めるとなると、そこが、それ上げられていくと保護者負担というのは軽減できないじゃない。だからそういう制度の話からきちっとやりたいと思います。給食はできると思うけどね、もう全国で。これはだいたいもう決まってるから。 朝日新聞:NHKさん。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見11月2日 全文2に続く