大阪市・松井市長が定例会見11月2日(全文1)枝野さん、気の毒かなという思いがある
立民・枝野代表が辞任を表明。受け止めを
共同通信:共同通信の大野です。まず1点目、伺いたいんですが、枝野代表が先ほど辞任を表明されましたけれども、まずその受け止めをお願いします。 松井:いや、あれ、党内でもいろいろと突き上げがあった、責任論があったっていう話ですけど、責任を取って辞めるというのは、ちょっと枝野さん、気の毒かなという思いがあります。だから今回の結果を受けて、われわれは大規模選挙のあとは代表選挙をやることを決めてますから、維新の会としては。枝野さんのところも代表選挙をやったらいいと思うけど、枝野さんは枝野さんの思いがあるんでしょうから、代表選挙に出てやればいい、党内の信を問えばよかったんじゃないかなと思います。 というのも、枝野さんが4年前に立憲でやったときって50名ぐらいでしょう、あれ、当選したの。増えとるじゃない、枝野さんのところも。途中で入ってきた人がうるさく言うてんでしょう。あの人たち、希望で通って、ほんで今度は立憲が得だということで立憲に移って、それでそこで、だから選挙で前回、百なんぼやったかな、枝野さんのところは、選挙前は。110議席ぐらい? だから選挙で110議席を、枝野さん、取ったんじゃないからね、立憲で。途中で希望の党で通った人たち、そういう人たちが自分の保身から立憲にいったわけでしょう。それでその人たちが枝野のせいだっちゅうのはちょっと、僕は戦う相手だけど、枝野さんと政策的には全然違うし、考え方ちゃうけど、なんとやらしい、なんて言うかな、党内のそういう性格の悪い人たちの集まりかなと思うね。
野党共闘の結果を受けてどう思うか
だから、確かに負けたのはわれわれも一緒に負けたんだから、政権選択選挙で。でも責任を取るっていうような、枝野さん、負け方したんかといえば、それは違うんじゃないの? って僕は思うけどね。だから、僕は何度も言うように、僕自身はもう選挙には、次の代表選挙はやりません。出ない。これは自分なりの考えだから。枝野さんは引き続きリーダーとして引っ張りたいという思いであれば、代表選挙やって出ればいいじゃない。 共同通信:すいません、もうちょっと、何点か伺いたいんですが、関連で言うと、立憲民主党、公示前勢力から見ると減らした形になりましたが、一部の見方では野党共闘が不発に終わったというような指摘もあるんですが、これまで代表、野党共闘を批判されてきましたが、この結果を受けてどう思われますか。 松井:いや、野党共闘は立憲民主党と共産党、両方減ったじゃない。だからやっぱり野合談合選挙互助会は、もう有権者をばかにしてるし、有権者というのはそんなに、なんて言うかな、政党の思惑どおりの足し算にはならないと思いますね。野党共闘は、やっぱりこれは野合談合選挙互助会であったと、そんなところにくみしなくてよかったと、僕はそう思っています。もともとそういう、やっぱり共産党と組んじゃ駄目よ。 共同通信:すみません、ちょっともう1点。国民民主党の玉木代表が、選挙後に維新との連携に関しての言及がありましたが、そっちに関しては、代表、どう思われますか。 松井:勝手に言及されても困るなと思っています。何も話してないし。だからわれわれも排除の論理を政党として持つわけじゃないけど、もうわれわれ、今回、選挙で大勢の皆さんと、有権者の皆さんと約束したことがあるわけで、だからその約束をうまく、ごまかすとか、その約束を玉虫色に変えてまで国会内での政党の足し算をする気持ちはまったくありません。これはもう選挙で約束したこと、これをきちっと守る。そのことをなんか横に置いて、国会で勢力を持つための足し算に、これは有権者に対して、やっぱり僕は理解されないし、有権者の皆さんを裏切る行為だと思うんで、もう。 だからそういうところで政策的に身を切る改革、一丁目一番地に挙げているし、こういうことがきちっとあった上で、以前も松沢さんたちと参議院においては一緒になりましたよ。でもこれはもう基本理念、信条、政策が合致したから、松沢さんに、一緒に、あの会派を組んだわけだけど。そういうものを横に置いて、そういう、なんて言うかな、なんとなくの連携、これはもうあり得ない。これはもう有権者をばかにする行為だと思います。 朝日新聞:関西テレビさん。