大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文5)対策する店に要請の場合は時短を
近々そういう動きがあるということか
NHK:今のお話は、全国一斉にどーんとやるっていう話と大臣に言いたいっていう話をリンクしてるっていうことですか。 吉村:そうです。完全にリンクしています。 NHK:完全にリンクしている。それはじゃあ近々そういう動きがあるっていうことですね。 吉村:そう。それを例えば東京、大阪で、いっせーのでどんって、それは愛知も増えているから、愛知だったら栄なのかちょっと分かりませんけど、愛知、そういったところ、福岡、中州とか天神とかかな。そういった大都市、いっせーのでどんとやる、これはもう大阪基準とは関係なくね。どーんとやるときは併せてやっぱり。僕は絶対補償は要ると思うので、そこの、大阪も含めてですけど、やっぱり国、10兆円も予備費取ってるんだから、そういうところに充ててよっていうのを大臣にもちょっとお願いをして、全てそこは、だから休業要請は、大阪独自の休業要請をやらない段階で休業要請をするとしたら、大都市でいっせーのでどん。それから国の支援、つまり財源の裏打ちのある補償。これをセットでできないかっていうのを大臣に働き掛けていきたいとは思っています。
保健所の業務を減らす判断もありうるか
NHK:ありがとうございます。あと、きのうの会議で大阪市の方が、保健所の業務で現場は非常に苦労しているっていうお話があって、知事はそれに対して業務の外注で解決していきたいというお話だったと思うんですけれども、現場からは外注で解決できるような類いの話ではないっていう声も上がっていまして。お聞きしたいのは、保健所のマンパワーが今後持たなくなった場合に、濃厚接触者の調査業務ですとか、こういったものを減らしていくっていうような割り切った判断をする可能性っていうのはあるんでしょうか。 吉村:これはやるとするならば、僕はそれを本当に重要な論点だと思っています。これをやるとするならば、もう今、これ国が一定の指針を示してますんでね。濃厚接触者についても全員、基本的には検査するとか。これは役割分担の話、常に出てくるんですけど、国が指針示して、一応全国で同じ保健所の仕事というので、仕組みつくってやっています。だからこれはやり方変える、抜本的に変えるんだったら国の、いわゆる基準というか、それ自体を変えていく必要があるんだろうなと思います。 問題意識として、今のやり方で本当に数がどんどん、検査も増えてきて、無症状・軽症もたくさん増えている中で、本当に今のやり方を維持するのかどうかっていうのは、実は、ここは非常に重要な論点として考えなきゃいけないんじゃないかなと思っています。 つまり、これは府民の皆さんからしたら、いや、全部やれと言われるかも分かりませんが、つまりこれは、平たく言えばどんどん検査は圧倒的に増やして、その後追いをしないということですよ。フォローも非常に手薄になるということです。クラスターを追い掛けるというよりは、もうとにかく検査数を増やして、症状者っていうのをキャッチして、陽性者をキャッチして、ある意味、症状が少なければ自宅にいてもらう。その自宅にいるかどうかとか健康観察とかはもうなし。で、重症者の方を病院で診る。これにもう徹底していく。保健所のマンパワー、そうすると非常に、1人陽性者が出たら、その周りの濃厚接触者を調べたりとか、濃厚接触者とのやりとりとか、もうそういうのを全部査証していけば、これは圧倒的に、僕は検査能力を増やせる。たぶん海外はそういうやり方でやってるんだと思います。 なので、大阪でも3000件の検査能力、たぶん検査機とかっていうのは検査機を購入すれば回せますし、検体採取も唾液ですからどんどん採っていこうと思ったら採っていけますから。実は、たぶん保健所の業務が1人に掛ける業務がものすごくたくさんある。