大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文5)対策する店に要請の場合は時短を
主要ホテルでの検査準備の進捗は
NHK:ありがとうございます。最後です。大阪市内の主要ホテルにおける検査なんですが、準備が整えば今月中にも始めたいとおっしゃっていたと思うんですが、その進捗だけ教えてください。 吉村:まず、「いらっしゃい!」キャンペーンで、いらっしゃたお客さんが発熱したときに、いかに迅速に的確にこのPCR検査を受けられるかという体制を整える、これがまさに趣旨です。最もいいやり方というのは、ホテルの中でPCRが受けれる、受けれるというか検体採取をするというのが非常に分かりやすいやり方だと思っていますが、そのやり方ができないかっていうのを検討してるのが1つと、もう1つは、そのやり方が仮に難しいとなった場合は、何かホットラインをつないで、それぞれのホテルとホットラインっていうのをつくって。そしてもし発熱者が出たらすぐそこに行って検査が受けられるようにするという体制を整えるか。このどちらかの2つの体制でいけないかっていうのを今、詰めているところです。 これはホテル業界の皆さんのやっぱり意見も聞く必要はあって、今現在聞いています。ですので、ホテル業界の皆さんから見てもやりやすい仕組みというのを今構築している最中です。そのどっちかの仕組みで進めることになろうかというふうに思っています。 NHK:ありがとうございます。 司会:次のご質問。
TikTok活用の今後の方針は
時事通信:時事通信、中嶋です。話題が変わりまして、TikTokについてお伺いします。大阪府のほうでは若者への広報ツールとしてTikTokを活用し、また先日、運営会社との連携協定も結ばれました。一方で自民党のほうからは、こうした中国系アプリの利用制限というものを政府に安全保障上の理由などから求めるという方針です。こうした動きを知事としてどう見るか、また府として今後の対応方針などがあれば教えてください。 吉村:まず政府がこのTikTokを使うべきでないという判断をすれば、これはもう外交上の問題もありますから、この判断をすれば大阪府はそれに従います。それに可もなく不可もなく抵抗するもなく反対する、そういうつもりもありません。大阪府が独自に外交をするつもりもありません。ですのでTikTok、これは使うべきでないという判断を政府がされるかどうか、そこは非常に重要なポイントだと思います。使うべきでないとなれば使いません。 ただ、今そういう状況ではありませんから、いかに若い皆さんにコロナの情報を伝えるかっていうのは、難しいかっていうのは痛感しているところです。だってそもそも使う媒体が違いますから、われわれと。しかもずっとテレビを見ているわけでもなく、新聞を読む人もそんなに多くない、若者ね、中高生。僕も中学生のときは新聞を読んでなかったかな、ちょっと読んでいましたけど、思い出しましたけど、ちょっとここで言うと特定紙になるから言いませんけど、4コマ漫画なんかもずっと続いてますけど、読んでましたけど。 ただ、やっぱり若者に情報を伝えるっていうのは非常に重要なことで、特にコロナの情報なんかを伝えるっていうのは非常に重要なことで、媒体が難しいというのも実感をしています。今、TikTokなんかっていうのは非常に若い中高生、小学生の高学年、中高生が使っていますし、その保護者の方もやっぱり使っていることを見ると、コロナの必要な情報を伝える伝達手段としては非常に優れていると思います。 僕自身も若い皆さんに発信したい情報というのを、ここで一生懸命、ずっとしゃべり続けても伝わらないわけで、そういった媒体を使っている世代に直接に投げ掛ける。それは非常に有効だと思っていますから、今回、またTikTokを使ってちょっと差別はやめましょうという動画、短い動画ですけど、これを発信する予定にしています。もう発信したのかな、まだしてない? きのうから。きのうから発信してるっていう状況です。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月29日 全文6に続く