大阪市・松井市長が定例会見3月17日(全文3完)積極的に変異株調査を行うことで一致
変異株対策を考えねばならないのか
毎日放送:時短については、規制を緩和できないんじゃないかというふうな松井市長の意見もありましたけれども、やはり感染者自体は下げ止まりというふうなこともありますけれども、あらためてなんですが、今後、変異株というのが増えてくると、やっぱり感染力が強いということもあって、あらためて対応であったり対策であったりというのは考えないといけないんでしょうか。 松井:感染力が強いことで大阪モデルの基準、患者数が増えてくれば必然と病床数も逼迫するわけですから、そうなればまた緊急事態の、そういう要請を国にお願いをして、府民、市民の皆さんにも規制強化の中で生活いただかなければならない、ステイホームをまたお願いするようなことにつながっていくんだろうと。だからできるだけ今、緊急事態宣言が解除される中でも自覚を持って、それぞれ感染対策をしながら生活をお願いしてくれと、してほしいということをお願いしているわけですから。ぜひもう二度と緊急事態にならないように、そういうことで皆さん、それぞれ感染対策を実施してもらいたいと思っています。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けいたします。NHKさん。
変異株の検査機関をつくる考えは?
NHK:すいません、NHKの西澤です。先ほど変異株の調査を強化していこうということだったんですけども、市としても何か検査機関をつくったりだとか、何か実施していこうと考えていることは。 松井:市としても府としても、これは、コロナ対策は大阪府の司令塔の下で、われわれはその下支えをするということをやっているわけだから。結局、変異株を検査できる機関というのは、これ、もう決まってるわけですよ。それだけの調査能力のある研究所というのは。これは大阪府が言おうと大阪市が言おうと同じことじゃないですか。検査依頼しようと。それこそ両方が、うちのほうが先とか言ってたんでは余計混乱します。 NHK:まだ決まってないかもしれないですけど、例えば検査の件数を現状これぐらいからこれぐらいに増やしていこうとか、具体的な数字なんかはあるんでしょうか。 松井:これは実際に大阪府で今、対応してくれています。具体的な数字までは知りませんけどね。何件とかは。ただ、PCRの検査数はだいぶ増やしてきましたけども、変異株については、従来のPCR検査ではこれは発見できませんから。そこは府の対策本部の中でいろんな研究機関と協議しながら進めているということを聞いています。 NHK:ありがとうございます。ごめんなさい、時短について。しつこくて申し訳ないんですけれども。知事は先ほどの囲みの中で夜10時も選択肢に入ると。ただ、大阪市長が、今、時短の制限のエリアをかけている対象の首長なので、市長の意見を尊重したいとおっしゃっていたんですけれども、市長から知事に対して9時、現状を維持したほうがいいんじゃないかと、で、市域全体にかけるという今のエリアについての現状も維持したほうがいいんじゃないかということをお伝えして、それを意識共有されているという認識でいいんですか。 松井:いや、吉村知事とはもうしょっちゅうやりとりしてますから。もちろんコロナの対策もそうですけども、それ以外にも府市でのさまざまな事業について意見交換やってきてますのでね。そんな中でやっぱりお互いに、この状態じゃ、やはりさらに規制を解除するという、そういう状況には至ってないなということは、どこでいつと言われても、もう困ります、しょっちゅう連絡取ってるんで。そういう話はしているということです。