大谷翔平が平均球速2kmダウンの“お疲れモード”でも6回1失点とゲームメイク…マドン監督は「大谷も人間だった」
同じく地元紙のオレンジカウンティレジスター紙も大谷の登板をこうレポートした。 「大谷は、キアマイア―にセンター越えのホームランを打たれた(スプリットが)抜けた一球のみミスをした。それ以外での唯一のトラブルは2四球を出した3回だけだった。ただ直球の平均球速が97.7マイル(約157.2キロ)から96.0マイル(約154.5キロ)に落ちていた。大谷自身も『感触が良くなかった』と明かした。彼は93.3マイル(約150.2キロ)さえ1球投げていた」 同紙も故障の発生については「大谷は故障について『心配はない』とし、ただの疲れだと語った」と打ち消した。 その上で投手としてのデータが昨年よりも数段向上していることを伝えた。 「マドン監督は、昨シーズンの最初から、大谷の休養日は大谷によって決定されると明らかにして、そのプランは2021年には機能した。今シーズンは(2021年に比べて)ここまで打撃成績はあまり良くないが、マウンドでは、わずかに優れている。6試合に先発して、大谷は防御率2.78で(投手指標の)WHIPは0.96で、昨シーズンの3.18、1.09から良くなっている。9回あたりの奪三振は12.8で(2021年の)10.8から上げている。奪三振と与四球の比率は3.55から6.6と上げている」 激動の20連戦を終えた大谷は1日の休養日を挟み、13日(日本時間14日)から敵地でのアスレチックス、レンジャーズとの7連戦に挑むことになる。14日(同15日)にはダブルヘッダーが組まれた6日で7戦の厳しい日程だが、DHで出場する予定だ。