やっぱりあった!新庄剛志氏にBCリーグ新潟アルビレックスが獲得オファー
東日本で展開しているBCリーグの新潟アルビレックス・ベースボール・クラブが48歳でトライアウトに挑戦した元阪神、日ハム、メジャーリーガーの新庄剛志氏に獲得オファーを出していることが23日、明らかになった。新庄氏は7日に都内で行われた12球団合同トライアウトでタイムリーを放つなど存在感をアピール。6日間と期限をきってNPB球団からのオファーを待ったが声がかからず13日にインスタグラムで「1%の可能性を信じてやってきたが、今日0%になり、ただただ悔しいし情けない」と“終戦”を宣言していた。すでに次なる目標への挑戦をSNSで発表している新庄氏が向かっている方向は、もう野球ではないようにも思えるが果たして…。
「まだ断りの返事はなし」
やっぱりと言うべきか。プロ野球の12球団から声はかからなかったが、“もうひとつのプロ野球”独立リーグの球団から新庄氏へのオファーがあった。BCリーグに所属する新潟アルビレックスの関係者がハッキリと明言した。 「新庄選手に近い人物を通じてオファーを出しています。独立リーグで野球をやってみる気はないか。うちで野球の素晴らしさを伝え、NPB復帰のチャンスを待てばどうかと、オファーしました。SNSなどを見ると、すでにプロ野球選手になるという目標から次の目標に切り替えているようにも思えますが、まだ断りの返事は返ってきていません」 新潟アルビレックスはトライアウトでの新庄氏の動きを高く評価した。新庄氏は、14年ぶりの実戦だというのに第1打席に元広島の平岡敬人が投じた143キロの外角のストレートをバットに当てた。セカンド正面のゴロに終わったが、日ハム時代のチームメイトであるメジャーリーガー、ダルビッシュ有がツイッターで「10年以上野球やってないのに143km/hを芯に当ててるのが凄すぎる」と絶賛した。さらに一、二塁に走者を進めた第3打席ではヤクルトの2015年ドラフト4位、ジュリアスに対してストレートをファウルにした後のチェンジアップに対応。見事にレフト前にタイムリーを放ったのである。 「体はシェイプアップされていたし、14年もやっていなくて対応できたのはさすが。48歳といえど、独立リーグでもっと打席数や守備機会を増やしていけば、さらに良くなっていく可能性は秘められていると思う」と、新潟アルビレックスは、その実力を高く評価した。 さらに「新庄選手が来てくれれば、若い選手のお手本となり営業面でもBCリーグに革命が起きるし、地域の子供たちに夢を与えることになる」との狙いもある。