今日オークス!”白馬のヒロイン”ソダシは史上3頭目となる無敗の牝馬2冠を果たせるのか…クリアすべき3条件とは?
3歳牝馬の「樫の女王」を決める第82回オークス(G1、2400メートル芝)が今日23日、東京競馬場で行われる。注目は6枠11番に入った桜花賞を勝った”白毛のヒロイン”ソダシ(牝3、栗東・須貝)の行方だ。現在。5連勝。前売りの最終オッズは、単勝1.8倍の1番人気に支持された。果たしてソダシは史上3頭目となる無敗の牝馬2冠馬となれるのか。クリアすべき3つの条件をピックアップしてみた。
「順調に来ている」スターホース
その実力は疑いようがない。1957年のミスオンワード、昨年のデアリングタクトに続く史上3頭目となる無敗の牝馬2冠を狙うソダシ。希少な白毛として欧米のメディアでも注目を集めており、もはや名実ともにスーパーホースと言っていい。管理する須貝尚介調教師も「競馬をしない人も白い馬と話題にしてソダシの存在を知ってくれている。コロナ禍の中、明るい話題を提供できれば」と勝利を願う。 前売りオッズはダントツの1番人気。7月の札幌デビューから5連勝。その後、東京、阪神と舞台を替えながら重賞を4勝、うちG12連勝。その内容もケチのつけようがない。洋芝も、左回りも、直線の坂もお構いなし。サッと好位につけ、折り合えるレースセンスの良さを持ち、そこから息の長い末脚を繰り出し、並ぶと抜かせない勝負根性もある。さらにパワーとスピードを兼備しているのだからサラブレッドの理想型と言ってもいいだろう。 桜花賞は想像を絶する強さだった。ゲート入りが唯一の課題だったが、陣営の対策の成果で難なくクリア。前半3ハロン34秒4という速い流れの中、3番手から早めにスパートし、上がり3ハロン33秒8で押し切った。2着サトノレイナスとはクビ差だったが、危なげはなく、勝ち時計1分31秒1は従来のそれをコンマ8秒も短縮する驚愕のコースレコードだった。 「強かった。思った以上に馬が成長していた。課題のゲートも出て、テン良し、中良し、終い良しというレース。最後はヒヤリとしましたが、4コーナーの手応えでしのげると思った。その後も変わりなく、順調に来ています」 デビューから全レース手綱を取り、追い切りにも騎乗している吉田隼人騎手もソダシに全幅の信頼を置いている。