12月22日に中山競馬場で行われる2024年の有馬記念（G1／芝2500m）

12月22日に中山競馬場で行われる2024年の有馬記念（G1／芝2500m）。ここではレースの傾向、見どころ、予想を紹介する。 【動画あり】香港カップは最内枠から好スタートを切って好位につけたロマンチックウォリアーが最後の直線でも余裕の手ごたえ！2着はリバティアイランド、3着にタスティエーラ

傾向

2024年の有馬記念は、1番人気が予想されていたドウデュースの出走取消により、混戦ムードが一気に高まった。中山競馬場芝2500mというタフな条件では、スタミナと瞬発力が鍵を握るほか、展開や仕掛けのタイミングが勝敗を大きく左右する。近年の傾向では人気馬が堅実な成績を残しているものの、波乱が起こる可能性も十分にある。

予想

今回は、勢いのあるクラシック世代と実力派古馬の対決が見どころ。スタミナ自慢の馬や一瞬の切れ味を持つ馬が入り乱れる中、冷静な判断で適性を見極める必要がある。 本命はアーバンシック。菊花賞馬として臨む初の古馬対決だが、クラシック最終戦で見せた持久力はタフな中山芝2500mに適している。長距離適性と勢いを兼ね備えたクラシック世代の旗頭として、本命にふさわしい一頭。 対抗にはスターズオンアースを選ぶ。昨年の有馬記念で2着の実績馬。今年はドバイシーマクラシック8着、ジャパンカップ7着と成績を残せていないが、中山2500mでの適性は証明済み。叩き2戦目で調子を上げてきた可能性が高く、牝馬らしい瞬発力で勝ち負けに加わる。 単穴はブローザホーンを選択する。新たな勢力として注目の古馬。重馬場だった今年の宝塚記念を制した5歳馬は長距離戦での安定感が魅力で、特に後半の粘り強さが際立つ。展開次第では一発の可能性があり、台頭すれば波乱を演出する存在。 連下にはローシャムパークとスタニングローズを推す。ローシャムパークは最強5歳世代の一角で、大阪杯（G1／芝2000m）とブリーダーズカップターフ（G1／芝2400m）でいずれも2着。G1勝利こそないが、安定した走りと高い実力を誇る。中山芝2500mのタフな条件にも対応可能で、流れ次第では上位進出が見込める。 スタニングローズは今年のエリザベス女王杯を制した牝馬で、2022年の秋華賞馬がついに復活。鞍上には名手R.ムーアを迎え、外国人ジョッキーとの好相性も強み。中山芝2500mは未知数だが、勢いに乗れば馬券圏内は十分に狙える。 その他に1頭挙げたいのがシャフリヤール。2021年のダービー馬で、ジャパンカップや海外G1での実績を持つ実力派。距離適性には若干の疑問が残るものの、格上の競馬を続けてきた経験と能力でカバーできる可能性がある。中団からスムーズに運べれば、勝ち負けに加わるだろう。 ・◎アーバンシック ・〇スターズオンアース ・▲ブローザホーン ・△ローシャムパーク ・△スタニングローズ ・注シャフリヤール