大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文4)総理経験者が人をヒトラーに見立てていいのか
民間人に対してなら大丈夫ということか
France10:France10の及川です。先ほどは、誰に対してもヒトラーと言うべきではないと言った、おっしゃったんですが、民間人に対してなら大丈夫ということですか。 松井:また、極論を。なんて言うかな。曲解するね。 France10:いやいや。 松井:そのときに言ったのは、まず橋下さんに対して民間人の方が、ヒトラーになぞらえて誹謗中傷的なことを言っている。そのときのTwitter、見てるんでしょう。 France10:いや、私は見てないです。 松井:見てないの? それに対して橋下さんは、そうやって人を侮蔑するような、その人を。あんたこそが一番おかしいやないかってことで、ヒトラーになぞらえてやり返した。だからこれはどっちもどっちです、この話は。ただ、先に言ってきたほうが、ちょっとおかしいんじゃないのと。 民間人同士のTwitterでのやりとりです。これは、Twitterの中で、そのTwitterを見ている人らは、それぞれが判断すればいいじゃない。今回は公人である人の話よ。まったく質がちゃうでしょう。同じ扱い、できますか。 France10:要は、先ほど、いや、気になったのが、誰もヒトラーと言うべきではないということでしたが、けんかでしたら民間人同士なら別にヒトラーと言うのは問題ないと。 松井:問題あるよ。それは、いいとは言ってないじゃない、それは僕は。それは、そういう、今、先ほど朝日さんの質問の中で、17年の橋下さんのTwitterでの表現はどうなんですか、ということを聞かれたから、それと今回の話は全然質が違うでしょう、ということをお答えしたわけです。それを肯定してないじゃない、僕。そのときの流れを僕が知っている限り説明しただけ。17年。 France10:ありがとうございます。 NHK:共同通信さん。
菅氏は謝罪要求に応じない姿勢だが
共同通信:共同通信の廣山です。菅直人氏が。 松井:え? 共同通信:Twitterで、的外れな要求には、謝罪要求には応じないというのと併せて、維新の支持層は低所得層だというふうなようなことを投稿していましたけど、あらためてお考えをお聞かせください。 松井:いや、もうだから、そういう意識の人が総理大臣やってたんだなと。もう残念というか、もう。これは、その人が今でも立憲の最高顧問なわけで。もう、政治家としてとか、人としての資質に問題あると思います。だって、ほな、大阪で維新の支持してる人って低所得者なのかね。それが言っていい話なんかね。民意を所得にひも付けて、それは許されるんかね。いや、それ、よう言うね、あんなことと思ったね。 だから、それは今度メディアの役割じゃないの? 公権力持ってるのは僕だけじゃないよ。僕らだけでは。立憲さんは野党で第1党なんやろ。圧倒的な、われわれよりは公権力持ってるのよ。そこでの総理経験者で最高顧問。これ、公権力じゃないの? そこ。これをチェックする役割はメディアじゃないの? だから、僕は問題提起を、もう自身のSNSを活用してやっているだけ。これは、一番やらないかんのは、もう朝日、毎日、やらないかんちゃうかな。公権力って、向こうのほうが強いんよ。 共同通信:今は抗議文を出していて、立憲の幹部らは本人に対応を任せると、一任しているような状況で、その菅さん本人が、謝罪要求には応じないと言っている状況ですけれども、今後どういった対応をなされるのかなと。 松井:いや、もうこれは待つしかありません。もうやることやったから。抗議文出して。だからそれが立憲であり、菅さんの資質、政党としてのクオリティーだし、菅さんの人としての資質というのは、結局そういう、人を区別するのをいとわない人だと。人を、誹謗中傷言ってはならないような人とでも、重ね合わせる。そういうことが平気でできる人だということだと思います。 共同通信:ありがとうございました。