全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦もてぎは新チャンピオン小出峻がポール・トゥ・ウインを飾る
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会は12月1日、13時25分から第3戦の決勝レースが行われ、途中セーフティカーが入る展開となったものの、それに動じず小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がポール・トゥ・ウイン。2024年のチャンピオンが今季8勝目を飾りシーズンを終えた。 【第3戦のスタートシーン】 すでに第1戦で小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)のチャンピオン、第2戦でTOM'Sのチームチャンピオンが決まり、迎えた13時25分からの第3戦。第1戦の結果でグリッドが決まっており、小出がポールポジション。第2戦ウイナーの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が2番手につけた。 スタートでは、フロントロウの小出、小林とも好スタートを決めるが、7番手からスタートし、抜群の加速を決めた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が3番手に浮上する。これに荒川麟(TEAM DRAGON 324)が続き、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が5番手に。さらに、最後尾スタートながら一気に7台をかわしてきた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が6番手に浮上した。 上位陣の争いは序盤小出が逃げる一方、2番手の小林、ニュータイヤを履いた3番手の古谷が接近戦を展開していく。ただそんななか、4周目の最終コーナー立ち上がりで8番手のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がコースアウト。ストレートで外側にストップし、セーフティカーが導入された。 ただ、9周目のリスタート後も順位変動はなく、小出はふたたびリードを築いていくとそのままフィニッシュ。第1戦に続くポール・トゥ・ウインで今シーズンを締めくくった。また、この日は第1戦後に急遽招いた両親の前での勝利となり、小出はレース後「これまで四輪のレースでぜんぶリタイアとか、そんなレースばかりだったんです。でもそんなジンクスを払拭したいと思っていました。今日は第3戦でしっかり優勝して、ひとつ親孝行ができたと思っています」と笑顔をみせた。 2位は小林、3位は鈴鹿での第17戦以来の表彰台となる古谷となった。マスタークラスはチャンピオンのDRAGON(TEAM DRAGON 324)が3連勝を飾りシーズンを終えている。2024年のスーパーフォーミュラ・ライツは小出がチャンピオン、チームチャンピオンはTOM'S、マスタークラスチャンピオンはDRAGONという結果に終わった。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会 モビリティリゾートもてぎ 第3戦決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid 1/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/14/1 2/38//小林利徠斗/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/14/2 7/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM’S 320/14/7 3/13//荒川麟/TEAM DRAGON 324/14/3 5/35//中村仁/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/14/5 13/36//野中誠太/PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC/14/13 4/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/14/4 9/4//菅波冬悟/JMS RACING TEAM/14/9 8/60//伊東黎明/LMcorsa OTG 320/14/8 10/5//入山翔/IRISアルビレックス-RT/14/10 11/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/14/11 12/8/M/清水康弘/GNSY 324/14/12 R/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/3/6 天候:晴れ 路面:ドライ ファステストラップ:小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'44.996(4/14) [オートスポーツweb 2024年12月01日]