大阪府・吉村知事が定例会見11月6日(全文1)職場内感染が増えつつある
3つのアプローチで介護福祉人材を確保
2つ目です。介護の日、11月11日、介護の日についてです。団塊世代の皆さんが全員75歳以上になる2025年ですね、ちょうど万博の年ですけれども、2025年度には団塊の世代が全員、皆さん75歳以上、後期高齢者ということになります。大阪府においては20万9000人の介護人材の需要が必要になりますが、3万4000人不足するともいわれているところです。介護人材の確保というのは、喫緊の課題です。 そういった中で、この3つのアプローチで大阪における介護福祉の人材の確保というのを進めてまいりたいと思います。そのうちの1つですけれども、参入促進です。これは介護職場のイメージアップのための動画配信であったり、あるいはインターンシップ、職業体験の実施であったり、そして介護の日の啓発。今日のお知らせは、この一番下の3つ目、介護の日の啓発についてです。 1つ目は参入促進、そして2つ目は労働環境、処遇の改善ということで、介護ロボットの導入、活用について支援を今しているところでもあります。これを強化していきたいと思います。ICT導入の支援、そして介護職員の処遇改善加算の取得の支援ということを今進めているところです。 さまざま介護の現場では、介護ロボットといいますが、実際こうやってロボットが動くわけではなくて、例えば寝たきりの方を車椅子に動かすときの、そういった機械であったり、あるいは夜中、徘徊される方がいらっしゃるというときに、ベッドから降りたときに、センサーでそのベッドから出たかどうかが分かる。これによって介護の皆さんの夜の見回りをしなくても、そういった情報がすぐ届くようにすると。そういったさまざまな介護ロボットやICTを使って、介護の職員の皆さんの負担を軽くして、そして介護を適切にできるようにと、こういったことにも力を入れているところです。
介護従事者へのメッセージ動画
3つ目ですが、資質の向上、各種研修の実施です。それぞれの専門職であったり職員向けのさまざまな資質の向上、研修を実施する。この3本柱で大阪府における介護福祉の人材の確保をアプローチしていきたいと思います。 そして介護の日の啓発、そのうちの1つなんですが、今日はそのお知らせです。まず11月11日の介護の日に合わせまして、特にこのコロナ禍において高齢者の皆さん、そして障害者の皆さんを支えていらっしゃる、その社会生活を支えていらっしゃる、必要不可欠な仕事であるエッセンシャルワーカーとして日々、献身的にお仕事をしていただいています。その介護従事者の皆さんに対して、感謝の意を表したいと思います。その感謝の意を伝えるために、この介護の日でいろんな普及と感謝の気持ちを伝えたいと思います。 まず僕自身のメッセージ動画ですが、11月11日から大阪府のホームページで配信をします。そしてブルーライトアップをします。これは象徴色ですけども、ブルーライトアップをします。これは大阪城の天守閣、天保山の観覧車、太陽の塔、それから大阪市役所の本庁舎であったり、府の咲洲庁舎であったり、それぞれの施設におきましてブルーライトアップをします。介護の日と、11月11日以降ライトアップをしていきます。もう1つ啓発グッズの配布ということで、マスクケースを大阪駅であったり京橋、阿倍野周辺で介護の日だということで啓発のマスクケースを配布いたします。次、お願いします。 3つ目です。これはスタートアップのエコシステムの拠点構築についてです。まず新たなイノベーションを生み出すために、スタートアップのエコシステムを形成するというのは、この間進めているところでもあります。昨年の10月にはこのスタートアップのエコシステムのコンソーシアムを立ち上げて、大阪産業局を中心にオール大阪の体制で今、進めています。今回、京都や兵庫とも連携をしながら国のスタートアップ拠点都市の指定も受けています。それを受けて、これから具体的にさらに動きだすという準備についてです。 大阪の目標ですけども、2024年度までにスタートアップの創出ということで、スタートアップの創出企業を300社、大学発のスタートアップ100社、そしてスタートアップの成長ということでユニコーンを3社と。起業家の聖地として外国人起業家の誘致20社、スタートアップの活躍ということで50社。そういったさまざまな数値目標も立てながら、スタートアップを支援していく。そしてそのエコシステムを形成していきたいと思っています。次、お願いします。