【空から撮った鉄道】10年間で撮りためた東急電鉄各路線を鳥瞰してみる「目黒線・東急多摩川線・大井町線・池上線・世田谷線編」
目黒線、東急多摩川線、大井町線
目黒線奥沢駅には元住吉検車区奥沢車庫が隣接し、東急3000系、5080系とともに東京メトロ9000系が留置されている。奥沢駅は目黒線の各駅同様8両化のためのホーム延伸工事などが行われており、この光景も過去のものとなる(2016年5月23日、吉永陽一撮影)。
前回に引き続き、東急電鉄の残りの路線である支線系統を紹介します。懐かしい形式もあります。 目黒線はもともと目蒲線の名称でした。その名が示すように目黒~蒲田間を結ぶ路線として1923(大正12)年に開通した路線です。東急電鉄の発祥の路線であり、当初の会社名は目黒蒲田電鉄でした。 目黒蒲田電鉄は目蒲線以外にも、1927(昭和2)年から2年がかりで大井町線大井町~二子玉川間を開通させます。社名は1939(昭和14)年に東京横浜電鉄となり、戦時統制による私鉄各社の統合(陸上交通事業調整法)で「大東急」を経て、戦後は東急電鉄となります。
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吉永陽一(写真作家)