20日の新規感染者数は過去最多「拡大傾向はまだ続くと想定」大阪・吉村知事会見7月20日(全文2)
宿泊療養施設1万室のうち、4000室は診療型ホテルに
吉村:現時点でOCRTも含めて派遣、往診いただいているところ、これ、徹底的にお願いをして増やした結果が今の数字です。そして140の医療機関が高齢者施設専用で往診に行っていただけるという、かなり補強いたしましたので、今、このチームが動いてくれている最中ですから、現時点で、この数が足りなくなったときに、またさらなるお願いというのはあり得ると思いますけども、現時点では先生方に協力して、なんとかそういうお願いを実行できているというふうに思っています。 また、重症化する方をできるだけ防ぐという意味では、宿泊療養施設なんかも非常に重要で、われわれは特に宿泊療養施設に特徴も出せる対策を取ってきました。1万室のうち、1万室確保してますけど、4000室は診療型のホテルにしています。つまりお医者さんが往診したり、あるいは常駐するというような、実質コロナの病床のようなものとして機能させるということでやってきましたので、もちろんここで重症の方は診れないですけども、お医者さんが常に診てくれているという診療型のホテルというのを4000室つくってますから、そういったところもうまく活用しながら対応をしていきたいというふうに思っています。 その前提として、自宅療養者も増えてきますので、例えば自宅待機SOSとか、もうそういったものの改正については、今も応答率80%を超えてますから、現時点では対応して、フローとしては回っているという状況だと思っています。さらに週明け、25日からは150に回線を増やして対応するという、あ、ごめんなさい。200ですね。今、150ですかね。今、150を200にして対応すると。
発熱外来の逼迫対策は?
つまり、感染者が増えることに応じて、体制の増強というのは当然図っていきたいと思います。ただ、医療の世界っていうのは、やっぱり限界がありますので、医療現場の皆さん、本当に今、一生懸命やっていただいてますけど、これには限界があるということも、また事実として捉えていかなきゃいかんというふうに思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。そうしますと、知事の現在の認識としては、医療現場、まだぎりぎり逼迫と言えるような状況の手前のところで、皆さん、頑張っていただいているというご認識でしょうか。 吉村:いや、もう医療は逼迫してるというふうに思っています。病院においては。たぶん、病院によって違うと思います。ただ、やっぱ医療は逼迫してるというふうに思います。特に発熱の外来なんかは非常に、今、増えてると思いますので、発熱外来なんていうのはかなり逼迫してると。入院においても、病院によっては当然逼迫している。病院単体、それぞれで見れば逼迫してる。ただ、全体の病床数でいくと、まだそういう状況ではありませんが、逼迫してないということはないと思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。まさに発熱の外来のところで、確かに行列ができている病院さんがあったりですとか、あるいは先日、コロナ陽性が確認された枚方の市長なんかも、発熱外来がなかなかつながらないというようなツイートをされていました。この発熱外来の逼迫に対して、府としてどのように対策を取っていきたいか、お願いします。 吉村:まず、これは診療・検査医療機関についてですけれども、2500まで増やして、2600まで増やしていきますので、この診療・検査医療機関において、全ての情報も公開をしてますので、またそういった、これも医療機関に同意をいただいて、全2600の医療機関に公開をしていただいています。お近くでできればいいですけど、お近くのところが見つからなくても、全ての医療機関、公開していますので、そういったところを活用いただきたいと思いますし、それから先ほど申し上げた、電話の相談センターもありますので、そういったものを、発熱相談センターもぜひ活用いただければというふうに思っています。 無料の検査場が、第6波ほど、実は陽性率も増えてないという状況がありますので、もちろん発熱外来は非常に逼迫をしてるという状況の中でも、さまざまな、全ての情報も公開をしていますし、発熱の相談のセンターの電話受け付けもやってますので、そういったところで対応していきたいと思います。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見7月20日 全文3に続く