パリ2024パラリンピック™で大躍進! トヨタ自動車所属4選手が報告会で明かした好成績の秘訣、そして関係者との絆とは?
会場となった「LEXUS MEETS…」から4選手にプレゼントが贈呈される一幕も そして全体報告会終了後、各選手たちへ個別インタビューが行われました。インタビューを通じて見えてきたのは、輝かしい成績の裏に隠された選手たちの努力や工夫、そして選手同士や関係者との「絆」でした。
三木拓也選手 ~次世代エースと共につかんだ初メダル、そしてレジェンドからの言葉
車いすテニス 三木拓也(みきたくや) 1989年4月30日生まれ 所属部署:トヨタスポーツ推進部 パラリンピックは、ロンドン・リオ・東京・パリ4大会に出場。 今大会はシングルス9位。小田凱人選手とのペアで臨んだダブルスで自身初の銀メダル獲得。 Q. ダブルスでは18歳・小田選手とのペアでしたが、意識されたことは? 三木選手:彼は若さもあって、勢いもものすごくあるので、そこにできる流れを自分がどれだけ止めずにうまく良い方向に流していけるか、みたいことを自分の中で考えてプレーしていました。 Q. 決勝戦では小田選手とどんな戦い方をされましたか? 三木選手:例えば、僕が前に出てボールを散らしたり、逆に相手を前に引き出すようドロップショットを使ったり、相手をこんなふうに動かすという部分で、彼らの的を絞らせないようプレーしよう、というのは2人ともトライしていたかな、と思います。 Q. 三木選手にとって小田選手はどんな存在ですか? 三木選手:今までは国枝慎吾さん(パラリンピックで金メダル合計4個獲得、昨年国民栄誉賞受賞)がずっと車いすテニス界を引っ張ってきましたけど、それをやっと追い越せそうかな、という時に小田選手が現れた。攻撃的なテニスでタイトルを獲って、逆に今度は彼を超えないと世界1位になれないという環境ができつつあります。そういった影響力みたいなものは若手が出していくべきだと思いますので、スポーツ界にとって小田選手みたいな若手の出現は本当に喜ばしいことだと思います。 Q. 期間中、会場で国枝慎吾さんとも写真を撮られていましたが? 三木選手:車いすテニスといえば、国枝さん。「本当に悔しいと思うけど次、それが糧になるから」みたいなお話をしました。自分はパラリンピックに次出られたとしても最後になるので、これからの4年は最後の集大成と考えています。