パリ2024パラリンピック™で大躍進! トヨタ自動車所属4選手が報告会で明かした好成績の秘訣、そして関係者との絆とは?
さらに、今大会は2大会ぶりに有観客で開催され、盛り上がりぶりは日本でも伝えられました。大会の印象、グッと来た瞬間なども4選手が答えてくれました。 三木選手:今大会は過去4度のパラリンピックでおそらく一番お客さんが入ったし、盛り上がりも過去最高でした。自分の場合グランドスラムと同じ会場でプレーをするんですけど、それと比べても圧倒的にお客さんは入った印象でした。かつ、パラリンピックということでテニスになじみのない方もいらっしゃったみたいで、そういったことも踏まえると来年全仏オープンもまた見に来たいなあって思ってもらえるようなクオリティの試合をぼくたちができたと思っているので、そういう意味でもものすごく見ごたえのある大会だったと思っています。 半谷選手:出場した4大会の中で最も盛り上がった大会だったなと感じています。フランスは柔道大国で、日本の何倍もの柔道ファンがいます。試合をしていく中で盛り上げてもらって、私たちが気持ちよく試合ができる、背中を押してもらっているような歓声が気持ち良かった印象です。柔道初日は日本人は私1人だけでしたが、こんなにいっぱいの日本人がいるんだなって思えるくらいの日本語での応援があって、畳の上では1人じゃないんだ、って強く励まされた大会でした。 鈴木選手:私は無観客の東京大会がパラリンピックに初出場で、今回有観客は初めてでした。1500mで競技場に立った時も、マラソンの時も声援がめちゃくちゃすごかった。パラリンピックという舞台で応援してもらえるというのはこういうことなんだな、って初めて感じましたし、一方で東京パラリンピックが無観客だったことがすごく残念だと改めて思いました。 高橋選手:自分の試合の時はスタッド・ド・フランスの観客数が5万人以上。これまで聞いたことのない歓声ではあったんですけど、(自分が)6位への歓声とメダリストへの歓声は全然違っていたものだったので、悔しい、実力不足だなって感じる部分がありました。4年後のロス大会ではメダリストになって、この歓声を自分にもらえるように改めてなりたいと思いました。