【ABC特集】商店街や公園でベンチや柱を破壊 “迷惑スケーター”を直撃取材 「なぜ禁止エリアで」若者たちの言い分は
商店街や公園などで、ベンチや柱が破壊される被害が相次いでいます。 原因は「スケートボード」。なぜ、禁止されている場所で滑るのか、“迷惑スケーター”を直撃取材しました。 【徹底取材】「禁止になる理由が分からない」商店街や公園での破損行為 “迷惑スケーター”の実態【ウラドリ】
オリンピック人気の裏で…街の“迷惑スケーター”が問題に
大阪府大東市にある、深北緑地のスケートボードパークでは、パリオリンピックの熱気が冷めやらぬまま、スケーター達がトリックにチャレンジしていました。 来場者はー 「オリンピック見てあんな風に跳びたいなと」 (深北緑地管理事務所 大橋純二副所長)「下は4歳5歳の子どもから、上は80歳を超えられた方が、それこそ平日毎日、来られているような状況です」 スケートボードは東京オリンピック以降、人気が高まり、2017年には100ヵ所だった全国の専用施設も、2024年には475ヵ所と約4.7倍に増えています。(NPO法人日本スケートパーク協会 5月31日発表)
スケーター達にとっては、楽しめる環境整備が進む中、一部の心ないスケーターによって問題が起きていました。 マリンスポーツで人気の兵庫県西宮市・御前浜公園。海に向かって設けられたベンチは、普段人々が腰掛け、海を眺めたり昼寝をしたりしています。
そんなベンチをよく見ると… (記者)「この板、穴が開いてますね。さらに何か削れたような痕や走ったような痕も残っています」 所々大きく割れて角がとがり、非常に危険な状態です。
管理する西宮市の担当者に話を聞くと… (西宮市 花と緑の課 船越 秀史課長)「タイヤのついたものが走ったような痕が(ベンチに)残っていて、この上でスケートボードをされているようなんです」 そもそもこの公園では、人にぶつかる危険性や施設を破損する可能性から、スケートボードが禁止されています。 ところが、ここでスケートボードをする人が後を絶たないと言います。 (船越課長)「近所の方から通報を受けて来るんですが、その時には(スケーターが)帰っていて、現場をそこで押さえることがなかなかできないんです。実際に来ると痕が残っていたり、(ベンチの横側が)外れているようなことがあり、修繕にお金がかかりました」 「(Q.税金で修繕費を?)元をたどれば、皆さんの税金ということになります」
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