【ABC特集】商店街や公園でベンチや柱を破壊 “迷惑スケーター”を直撃取材 「なぜ禁止エリアで」若者たちの言い分は
こうした“迷惑スケーター”たちは神出鬼没で取締りが難しいため、傷付いたところは、市の負担で修復しています。 一方で、御前浜公園から自転車で5分もかからないところには、西宮浜総合公園の無料のスケートボードパークがあります。 “迷惑スケーター”たちは、なぜ禁止された場所で滑るのでしょうか。
なぜ禁止エリアで? 記者が直撃取材
御前浜で取材を続けていたそのときでした。スケートボードを持った若い男性3人が、周囲に人がいるにも関わらず、滑り始めたのです。 「スケートボード禁止」の看板の横を堂々と滑りつづける“迷惑スケーター”達。彼らには看板が見えていないのでしょうか? (記者)「あ、いま注意の看板を触りましたね、触って確認したんですが、気にしていませんね」「ベンチの上を滑ってますね。あのベンチの上にはスケートボード禁止と書かれた張り紙がいっぱいあるんですけれども…」
禁止エリアで滑り続けるスケーターたちにABCテレビの記者がマイクを向けました。 (記者)「ここはスケートボード禁止になっていて、看板を触っていたと思うのですが」 (スケーター)「見てなかったっす」 (記者)「見てないと言いますが、触っていたと思うのですが?」 (スケーター)「はい」 (記者)「なぜここで滑っているのですか」 (スケーター)「わからないです」 (記者)「禁止というのはわかっていますか?」 (スケーター)「・・・・・(無言)」
「みんなやっている」「禁止になる理由が分からない」
逃げるように立ち去る3人組。記者がマイクを向け続けると、1人が質問に答え始めました。 (記者)「やってはいけないのはご存じですか?」 (スケーター)「はい」 (記者)「なぜ?」 (スケーター)「わかんないです」 (記者)「滑りやすいとかあるんですか?」 (スケーター)「あーありますね」「滑りやすいな」 徐々に重い口を開いた男性。「カメラを回さないのであれば、話しをする」といいます。 禁止エリアで滑る理由について「ダメなのはわかっているが、みんなやっている。迷惑に思う人もいるかもしれないが、(僕らは)禁止になる理由がわからない。僕らがベンチを壊したわけではない」と記者に語りました。 一方、人にぶつかる危険性については「人にぶつかったら責任は取る」と話していました。
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