小池都知事が定例会見1月15日(全文1)若いから大丈夫と思わないで
東京都の小池百合子知事は15日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「7割のテレワーク実施をお願いしたい」 定例会見(2021年1月15日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「7割のテレワーク実施をお願いしたい」 定例会見(2021年1月15日) ◇ ◇
ステイホームをお願いしたい
読売新聞:それでは小池知事の記者会見を始めます。知事、よろしくお願いします。 小池:それではまず新型コロナウイルス感染症であります。1月8日から緊急事態宣言下に入ったわけでありますけれども、ちょうど1週間がたちました。この間、都民、事業者の皆さま方、ご協力いただいております、本当にありがとうございます。そして状況ですけれども、残念ながら現下の感染状況というのは極めて厳しい状況が続いております。きのうの重症者数ですけれども、135名、そして新規陽性者数が1502人でありました。専門家の皆さま方からは、医療提供体制が逼迫していること、危機的状況にあるということなど、厳しくご指摘がございました。 現在の状況は、もうこれまでとはまったく違うんだと、新たなステージ、異なるステージに入ったんだということ。これをあらためて皆さんに申し上げたいと思います。そして感染拡大、これを食い止めるためには、もう一段人流、人の流れ、この抑制を徹底していくことが不可欠でございます。一言で言えば、何度も申し上げているステイホームをお願いしたい。ステイホームであります。
コロナはカレンダーも、時計も、地図も持ってない
そして都民の皆さん、これは時間は関係ない、コロナはカレンダーも持ってないし、時計も持ってないし、地図も持ってないということを申し上げました。ましてや大好物が寒さだといいます。今は絶好の彼らにとっての、なんて言うんでしょうか、好機とでもいう状況。これに打ち勝たなければならないわけであります。ですから時間、昼夜を問いません。そして外出なさる、このことについてはできるだけ不要不急、お控えください。そしてご自身の大切な人を守るために、日中のお出掛けも、また夜のお出掛けもお控えいただいて、ステイホーム、ステイホームでよろしくお願いを申し上げます。 特に、何度も申し上げますけれども、若い方々へのお願いであります。若いから大丈夫と思わないで、若い方でも実際入院、重症、入院された方、回復された方でもそのあとの調子が悪いんだと、呼吸苦があるんだ、それから嗅覚がおかしくなっている、味がよく分からないんだ、倦怠感に襲われるんだ。このような後遺症に悩まされている方もかなりおられると聞いております。軽症、無症状のままで行動されるというのが一番問題でありまして、そのことで感染が拡大することで、医療が逼迫をし、そして助かるはずの命が助からなくなるという構図。このことは、あらためて皆さんと意識を共有したいと思います。ぜひこの点、よろしくお願いいたします。そしてこれは若い方々、自分の将来を守ることにもつながります。日々の行動、あらためて見直してください。 さらに事業者の皆さまへのお願いでございます。今回の緊急事態宣言、この肝は、テレワークの実施をあらためて徹底することにあります。都といたしまして、この緊急事態措置の期間をテレワーク緊急強化月間と銘打ちまして、出勤者数、出社する方、7割下げてください。3割じゃなくて7割下げてください。そして週のうち3日、社員の6割以上の方をテレワークとすることを強く要請いたしております。このテレワーク導入率というのは、ここでも何度も申し上げていますように、昨年の4月、最初の緊急事態宣言を出したときでありますけれども、そのときは3月に24%のテレワーク導入率が、そのすぐ次の月の4月になって、ぽーんと63%に急速に上昇したことは何度もご紹介をしてまいりました。