”シブコ”のリベンジ戦はいつ? なぜ約4か月遅れで開幕した女子プロゴルフツアーの次戦が決まらないのか
ゆえにアース製薬の大塚会長のように「選手のために」と考える主催者が続かない限り、今後も開催される大会は増えないだろう。 大塚会長は「無観客開催にしたことで運営費のトータルは大幅に減った。PCR検査の費用など安いもの」とまで話したが、テレビ中継なしの完全ネット中継なども含めた今回の”アース方式”が今後の主流になるとは考えにくいのである。 本来ならJLPGAが各主催者をつなぐ発言力のある接着剤とならなければいけないが、小林浩美会長は「ツアーはスポンサー様で成り立っている。一つ一つを丁寧に考え、柔軟に対応する」と話すだけ。上滑りする言葉からは強い意志は伝わってこない。今年開催できる大会は最大でもあと14試合。新型コロナに収束気配が見えない限り、JLPGAに”丸投げ”された主催者の腰は重い、というのが実態なのである。