箱根駅伝、運営管理車から飛んでいた知られざる檄 青学大9区「後にも先にもない」残り1kmが話題
箱根駅伝9区→10区タスキリレーの舞台裏
3日まで行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は青学大が総合10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を果たし、幕を閉じた。さまざまな名シーンが生まれたレース。青学大の9区を激走した主将の田中悠登(4年)は「この動画で初めて知りました」という原晋監督からの声かけを公開。「監督と以心伝心ってことですね」「最幸な掛け声」といった感動の声が寄せられている。 【動画】青学大9区で「後にも先にもない」と本人が回顧 運営管理車から知られざる檄が飛んだシーン 聞こえなくてもしっかり伝わっていた。戸塚中継所でタスキを受けた主将の田中は9区を快走。その走りをずっと後ろから追っていた運営管理車の原監督はラスト1キロの地点で「自分で実況してみろー!」と声をかけた。卒業後は地元の福井放送でアナウンサーになることが内定している田中への異例ともいえる言葉だった。そして、田中は鶴見中継所で「トップでタスキリレー!」と“セルフ実況”しながら10区を走る小河原陽琉にタスキをつないだ。 とはいえ、田中には原監督の声かけは聞こえていなかったようだ。自身のインスタグラムに「ラスト1km『自分で実況してみろーー!』 こんな声かけは後にも先にも絶対ないと思います笑」とつづって運営管理車からの映像を公開。「沿道の声援が凄くて聞き取れず、この動画で初めて知りました。監督と考えてることが同じで、4年間の愛を感じました」と続けた。 これにはファンから「監督と以心伝心ってことですね」「車からの視点を見たのは初めてなのでなんだか新鮮です」「記憶に残る演出、素晴らしかったです」「たしかに これは後にも先にもない声掛けだと思います」「最幸な掛け声。地元へ就職も愛しか感じないです」「いつか可能であれば箱根の中継アナウンスをしてもらいたいな」などとコメントが集まった。 ちなみに田中はこの“セルフ実況”をしたことについて、日本テレビ系情報番組「ZIP!」の放送内で「(鶴見中継所担当の)伊藤(大海)アナウンサーがちらっと見えて、僕も実況しちゃいました。タスキリレー~って」と告白していた。
THE ANSWER編集部