テーラーメイドの25年新製品「Qi35」シリーズは“有効打点エリア”が広がり飛距離アップ! ところで「35」ってなんの略?
テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は8日、2025年モデル『Qi35(キューアイ サーティファイブ)』シリーズのドライバー4機種を2月7日に発売すると発表した。 テーラーメイドの新作ドライバー『Qi35』シリーズを10.5度で比較!
テーラーメイドが2024年に発売した『Qi10』は、「Quest(クエスト:探求)Inertia(イナーシャ:慣性)」というコンセプトのもと、寛容性を表すヘッド慣性モーメントの左右・上下の合計が同社史上初めて10,000g・㎠を超えたことに起因する製品名で、最大の売りは“ミスに強く、真っすぐ飛ぶ”ことだった。 その『Qi10』シリーズは、スコッティ・シェフラーが『Qi10 ドライバー』、ローリー・マキロイが『Qi10 LS ドライバー』と『Qi10 ドライバー』、ネリー・コルダが『Qi10 MAX ドライバー』と、いわゆるツアーモデルと呼ばれる製品以外でも、世界トップレベルのプレーヤーに使用され、多くの優勝に貢献してきた。 そして、2025年モデルは、その「Quest(探求) Inertia(慣性)」というコンセプトはそのままに、“3つの柱”と“5通りの方法(5種類のヘッド)で最適なヘッドを提供する”という新たなチャレンジを行うとし、その数字を取って『Qi35』シリーズと名付けられた。 まず3つの柱は「Form(フォーム:形状)」「Function(ファンクション:機能)」「Fit(フィット:適合)」。英語だとすべての頭文字が「F」で始まる3要素だ。 「形状」はスピード感があり、カッコよさを追求したデザインで、クラウンに使用したクロミウムカーボンにより高級感がある仕上げになっている。また、「機能」については、カーボン素材、チタン素材、スチール素材、アルミニウム素材、そしてタングステン素材と5つの複合素材で構成されたヘッドの重量配分をイチから見直し、ダウンスウィング時の空気抵抗を考慮した“イナーシャジェネレーター”の先端にこれまでにない重い重量を配分することで大慣性モーメントを確保。また、その結果、フェース面上の重心位置をフェースセンターよりも下げることに成功し、低スピン・高打ち出しが可能になる“有効打点エリア”を広げることができ、飛距離アップに繋がったという。