「渋滞もなくてお酒も飲める!」 メリットも多い“電車ゴルフ”で失敗しないための注意点とは?
キャディーバッグは配送するのが無難
ゴルフ場への移動手段は、マイカーやレンタカーを選ぶ人が大半を占めていますが「渋滞で時間が読みにくい」「お酒が飲めない」といった観点から、電車を利用する人も決して少なくありません。 【図解】タクシーでも役立つ!? 「ゴルフカートの上座・下座」「行き帰りのクルマの上座・下座」です
では、電車でゴルフ場に行く際は、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。 「まず注意が必要なのはキャディーバッグと着替えなどの持ち運びです。ラウンドは基本的に朝からスタートするため、利用する電車も混雑している可能性が高くなるでしょう」 「大荷物になるため、周りの人へ迷惑をかけないためにもキャディーバッグは宅配便で事前にゴルフ場へ送ることをオススメします」 「ただ、やむを得ず配送の手続きができなかった場合や配送料を節約したいという人は、使用頻度の高いクラブを厳選し、クラブケースで持ち運ぶのも一つの手だと思います。身動きも軽くなり、周りに迷惑をかけることもないでしょう」 クラブを厳選するオススメの方法を以下のように話します。 「例えば『フェアウェイウッドは1本だけにする』や『アイアンセットは半分だけ持っていく』などが良いでしょう。アイアンは『5番、7番、9番』だけにして、難易度は上がりますが間の距離はスイング幅で調整ができれば本数を少なくできます」 なお、新幹線を利用してゴルフ場に行く場合、路線によっては「特大荷物スペース付き座席」を提供しているところもあるのでキャディーバッグを持ち運ぶ際はチェックしてみると良いでしょう。
クラブバスの運行状況も要チェック
そのほかの注意点で「クラブバスの運行状況をチェックする必要がある」と飯島氏は言います。 「ゴルフ場の中には、電車利用を想定して最寄りの駅までクラブバスを運行しているところもあります」 「ただ、頻繁に走っているとは限らず、電車の到着時刻によってはバスの到着を駅で長時間待つことになり、スタート時間に間に合わないという事態になり兼ねません。ですので、電車の到着時間と、クラブバスの発車時刻は事前に確認しておく必要があるでしょう」 「最近では人件費の削減などから、完全予約制にしているケースも多いです。その際は、ゴルフ場が定めた期限までに、バスを利用する旨を申し出なければなりません。利用方法に関してはホームページをしっかり確認しましょう」 狭い範囲内にいくつもゴルフ場が集まっている地域では、似たような名前のゴルフ場もあるので、クラブバスの乗り間違えにも注意が必要だといいます。 公共交通機関を使ってゴルフ場へ行くのは、クルマとは違った注意点があり、初めは戸惑うこともあるかもしれません。「時間を計算しやすい」ことや「お酒を楽しめる」などのメリットもあるので一度試してみてもいいかもしれません。
ピーコックブルー