なぜ渋野日向子も帰ってくる6.25女子ゴルフツアー開幕戦「アース・モンダミンカップ」のテレビ中継はないのか?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月の開幕戦から中止が続いていたゴルフの国内女子ツアーの今季初戦がようやく決まった。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が3日、今月25日からの「アース・モンダミンカップ」(千葉・カメリアヒルズCC)を予定通りに開催することを発表した。今季の全37試合のうち7月以降の試合も含めて20試合の中止が決まり、2021年とのシーズン統合という史上初の事態に陥る中、実に112日遅れの開幕となる。 1年延期された東京五輪の代表争いのリスタートともなる大会には、もちろん渋野日向子(21、サントリー)もエントリーしている。 しぶこファン、ゴルフファンにとっては待望の開幕戦がやって来るわけだが、今回の開催をツアー関係者の全員がもろ手をあげて喜んでいるわけではない。 大会は感染予防のためギャラリーを入れず国内男女ツアーでは史上初めて大会期間中を通じて無観客で行われる。コロナ禍では当然の措置であり、先に開幕した韓国女子ツアーも無観客、この後、開幕、再開するプロ野球、Jリーグも当面は同様の無観客試合で開催される。3日のオンライン会見でJLPGAの小林浩美会長は「安全確保の観点から会場での観戦がかなわないことを心よりお詫び申し上げます」と頭を下げたが、そのあとにこう続けて胸を張った。 「今大会はインターネット放送で4日間、合計40時間以上の放送がございます。プロの技、醍醐味を存分に味わっていただき、感動、希望(を与え)、多くの方々の健康増進の一助になればと、選手と一緒に頑張ってまいります」 実は、ファンも選手も待ちに待った開幕戦となる「アース・モンダミンカップ」のテレビ中継が一切ないのだ。 ローカルのみの放送もなし。これもツアー史上初。昨年までは、テレビ朝日系で放送されていたが、ツアー関係者によると、テレビ朝日は、新型コロナ禍とは関係なく早々に中継から撤退していたという。