【ABC特集】まったく経験がない小学5年生を抜擢! 大阪で上演中の劇団四季「バケモノの子」の子役デビューに密着
大阪で上演中の劇団四季のミュージカル“バケモノの子”に、これまで全く経験がない小学5年生の男の子が挑戦しました。慣れないプロの世界に戸惑いながらも、夢の舞台へ。デビューまでの3カ月に密着しました。
9月下旬。大阪四季劇場では2015年に公開されたアニメ映画を劇団四季が初めてミュージカル化した「バケモノの子」の稽古が進められていました。バケモノの世界に迷い込んだ主人公・蓮/九太と、暴れん坊のバケモノ・熊徹が絆を深め、共に成長していく感動作です。 2024年5月までの期間限定で上演されています。
オーディションで選ばれた子役候補は4人
蓮の少年時代を演じる子役候補は4人。地元・関西のオーディションで選ばれました。6月に稽古が始まりすでに3カ月がたっていましたが、実はまだ全員が舞台に立てると決まったわけではありません。子役といえども“プロ”。一定のレベルに達しないと大人との合同稽古にも参加できないのです。 (子役指導・遠藤剛さん)「全員、横浜のお稽古に参加できると判断しましたので、全員参加していただきます」 この「横浜に行く」ということ、どれくらいすごいことなのか、子どもたちに聞いてみると・・・。 (茨木耀太君)「どれぐらいやろ。1億円の宝くじが35枚当たったくらいかな」
未経験の小学5年生を大抜擢
今回の子役の1人、茨木耀太君(11)。4人の中でただ1人、演技や音楽の習い事をせずに蓮役の候補に選ばれました。 なぜオーディション受けたのか聞いてみたところ・・・。 (耀太君)「元々めっちゃ劇団四季が好きで。ライオンキングを見て“子役”がいるのを知って、オーディション受けたいなって思いました」 きっかけを作ったのは、劇団四季が大好きというご両親。何度か耀太君を連れていったということです。 (母・麻希さん)「見に行って帰ってきたら歌を歌ったり、そのシーンをやったり」 (父・聡太さん)「起きたら歌っているので。車に乗っている時も常に歌っているので」
【関連記事】
- ▶全国で女性船員はわずか3%弱 神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」の女性船長に密着 関空連絡橋にタンカーが衝突したあの時にも活躍
- ▶「いますぐ表には出てこないと思いますよ、本当の黒幕は」 「王将事件」から10年 調査報告書にあった、王将と不適切取引をしたとされる「A氏」を直撃
- ▶それでも子どもが欲しい・・・「#精子提供」で出産へ ”元女性”の夫と女性の妻が子どもを授かり、出産するまでに密着
- ▶「改めて自分も遺族だったと思い出して、涙が出ました」 クリニック院長の妹が京アニ裁判の傍聴席で気付いた”フタをしていた悲しみ” 北新地クリニック放火殺人事件からまもなく2年
- ▶「さよならなんですけど、ずっと永遠に僕らの心の中に残る」 妙見ケーブルが63年の歴史に幕