【ABC特集】まったく経験がない小学5年生を抜擢! 大阪で上演中の劇団四季「バケモノの子」の子役デビューに密着
信じられなかった「合格」
“いい経験になれば”と「バケモノの子」の子役に応募したところ書類審査を通過。そこからスタジオを借りて猛特訓するなど、一家総出でオーディションに臨みました。そして、蓮役に見事合格。
(耀太君)「合格通知を見たときは、もう信じられなくて。未経験で最後まで行けてとにかくビックリしました」
大人に囲まれ・・・11歳の大冒険
横浜・あざみ野にある「四季芸術センター」。全国で上演される全ての演目をここで練習するという、劇団四季の本拠地です。 この日、耀太君たちは大人の俳優と初対面。 (耀太君)「蓮役の茨木耀太です。5年生です。よろしくお願いします」
早速稽古が始まります。バケモノの世界に迷い込んだ蓮が、住人たちと打ち解けて行く “見せ場”です。 (演出・青木さん)「耀太君、その1個目の時に左足も曲げちゃう。そこそこ。伸びるところを広げて曲げちゃえば…そうそうそうそう」 その場、その場で細かく指導が入ります。ここまでの感想を耀太君に聞いてみると・・・。 (耀太君)「自分の位置をとるのが難しかったのと、大人がいっぱいいるので緊張して動けなかったりしました」 横浜・あざみ野での稽古は約1か月。耀太君たちはその間に、すべてのシーンをマスターします。
実際の舞台で稽古
「バケモノの子」の開幕が10日後に迫った11月末。大阪四季劇場では舞台セットも出来上がり、メイクも衣装も本番さながらで稽古します。 (演出・青木さん)「『俺はがんばる負けないよ』の所、ちょっとセンターよりズレちゃったので確認してください」
稽古場よりも広い舞台。正確な位置に立つのが難しいようです。 そして、12月9日の公演初日。4人の子役の中から、この日の蓮役は耀太君が務めます。 (記者)「眠れましたか」 (耀太君)「いつもはすぐ寝られるんですけど、30分眠れなかったです。いつも午前7時起きなんですけど、きょうは6時に起きちゃいました」
デビューを目前に、緊張感が高まっていきます。客席には、ご両親も駆けつけました。いざ、開幕!
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