大阪府・吉村知事が定例会見6月3日(全文1)非常用品にマスク、体温計、消毒液も
7月以降に避難所運営訓練を実施
現在、例えば府立高校でいくと当然、今も避難所に指定されていまして、現在、特別支援学校も入れて170校ありますが、そのうち93校が避難所に指定されています。ただ、今、避難所に指定されていない府立学校についても、今回コロナの対応ということで避難所指定、避難所として活用できるように広くしていきたいと思います。 総じて言うならば、今までは避難所一辺倒でしたけど、密を避けるためにいろんな選択の避難の場所を確保すると。そして避難所に避難される方についても発熱等があれば空き教室なんかでゾーン分けをすると。ここに載ってきてないですけども自宅療養とかコロナ等の濃厚接触者の方は、これはまったく別ルートで、保健所ルートで避難場所をあらかじめ確保する。そういう体制で進めていきたいと思います。次、お願いします。 じゃあ具体的に避難所でどういう対応をするかということですけども、まずこの3つのパターンを考えています。1つは、今まではこういうふうにものすごい狭いところに皆さんがいらっしゃる環境になりましたけども、そういった形でできるだけ分散をしまして、この1家族の区画というのを決めていきます。3メートル・3メートルの確保をして、そして例えば1~2メートル空けるということをテープ等で区域表示をして密にならないようにしていきたいと思います。これは短期間避難の場合です。例えば台風が来ます、1日だけ、これは避難しなきゃいけない。大雨、洪水の可能性があります。1日だけ避難しなきゃいけない、そういった短期間のときの避難の場合です。一方で例えば地震が起きて長期間、これは避難所生活が続きそうだという場合にはテントを利用する、あるいはパーティション等を利用しまして、それぞれの区域を分けていくと。それで飛沫感染を防ぐという、この3とおりで進めていきたいと思います。 もう1つは、避難される皆さまへのお願い事項です。これまでの非常用品に加えましてマスク、体温計、消毒液なんかを、そこに、非常用品に組み込んでいただきたいと思います。それを避難所へ行くときは携帯して、持ってきていただきたいと思います。また避難所においては消毒であったり、土足はしない、それから人との距離を取るということをお願いしたいと思います。 今後の予定ですけども、6月の下旬からマニュアルを作成しましたので、市町村の職員を対象とした研修会を開催していきます。そして7月以降に市町村と連携しながら、これに対応した避難所の運営の実際の訓練を実施していきます。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月3日 全文2に続く