大阪府・吉村知事が定例会見6月3日(全文1)非常用品にマスク、体温計、消毒液も
御堂筋のオータムパーティーは中止
3つ目です。御堂筋の光のイルミネーション、それから御堂筋のオータムパーティーについてです。まず、御堂筋のオータムパーティーですが、これは毎年実施をしています。昨年度は40万人の方にお越しいただくというような大きな事業です。皆さまもご承知のとおり、御堂筋のオータムパーティー、1日御堂筋を止めてやるイベントですが、これについては今年は中止にしたいと思います。といいますのも参加者が約40万人、50万人ということで、ものすごい数の方が参加をされるということ、そしてこれは屋外でのイベントなので、かつ入り口があるわけでもありませんから、例えばコロナの追跡システムで参加者を特定することもそもそもやっぱり、これはできないということになります。ですので今年については開催を見送りたいと思います。今後、実行委員会で書面決議になると思いますが、正式に決定していきますが、関係者とも協議の上、御堂筋オータムパーティーについては今年は見送りをさせていただきたいと思います。
御堂筋のイルミネーションは実施へ
一方、御堂筋のイルミネーション。これについては実施をしていこうと思います。毎年大阪の冬の風物詩として定着してきましたが、やはりコロナに打ち勝つ希望の光と、これをともそうということで実施をしていきたいと思います。オータムパーティーと違って一挙に何十万人も集まるということでもありませんし、やはりコロナに打ち勝って社会を元気にしていくという意味で、真っ暗にするんじゃなくて光でともそうということで今年も実施する方向で今、進めています。大阪・光の饗宴のコアプログラムの、OSAKA光のルネサンス、大阪市ともこれは調整は必要ですけども、これについても実施していくということ、そういう大きな方向性を聞いていますので、御堂筋イルミネーション、この冬の風物詩になっているものについては今年も実施をすると。コロナに打ち勝つ希望の光になるように、これは開催していきたいと思います。 引き続いて最後です。新型コロナウイルスにおける、これの感染があるということを前提にした上での、いわゆる避難所運営、災害防止対策についてです。災害が起きたときにどう対応するのかの避難所運営マニュアルを改訂いたしました。今般コロナウイルスが広がっているという現状に踏まえて、やはり特別な対応が必要であろうということで、この避難所運営マニュアルを作りましたので公表いたします。 現在、府域では感染拡大を抑制する傾向にありますが、これがいつまた頭をもたげてくるか、これはもう分かりません。また秋、冬になるとどうなるかも分からないという状況ですので、もし新型コロナウイルスが広がっているときに災害が起きたらどうなるの、避難所運営はどうなるのということを、今のうちに整理する必要があると判断しましたので、この間、整理をしてきました。 まず大きなポイントですけれども、まず現在の新型コロナウイルスの特徴を知るということで、これも避難所運営にかかわらずどこでもいわれていることですけども、3密にならないような対策を取っていくということと、もう1つは専門的な知見がある保健所と連携していく。これは災害時においても連携をしていくということです。 そしてもう1つは多様な避難所の確保です。これまでは1つの避難所で多少、密になることがあってもそこで感染症が広がるということは、インフルエンザとかは当然あるんですけれども、こういったコロナのようなものが広がるということを想定していませんでしたが、これはやっぱり想定しなきゃいけません。となると今の避難所体制だけでは駄目で、いろんな多様な避難所を確保していくという発想が必要になってくると思っています。これは追加点の1つ。