八高線も走った元りんかい線の電車 209系3100番台の生い立ちと70-000形の歴史を振り返る
209系3100番台はどんな電車?
拝島駅の電留線に停車する209系3100番台。写真は第72編成で4両すべてが元りんかい線の70-000形(2010年6月5日、柴田東吾撮影)。
2021年度中に八高線・川越線用の209系3100番台が引退することが発表されました。209系3100番台は、りんかい線で走っていた車両をJR東日本が譲り受けたもので、丸みのある前面デザインに特徴があります。りんかい線の時代から振り返るとともに、りんかい線などで現在も使用されている東京臨海高速鉄道70-000形の現在についても触れてみます。 今回引退する、209系3100番台はどんな車両なのでしょうか? 209系3100番台は、りんかい線こと東京臨海高速鉄道からの譲渡車両による構成された車両で、2004(平成16)年にJR東日本が東京臨海高速鉄道から譲り受け、新造車両を加えて翌年から八高線・川越線で使用しています。 りんかい線時代の外観は残しつつ、車体色は八高線・川越線のウグイス(黄緑)色とオレンジ色のラインの組み合わせに変更。特に前面は白を基調とした色としたため、りんかい線時代とは印象が変わっています。
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柴田東吾(鉄道趣味ライター)