【空から撮った鉄道】武蔵野線と京葉線内に構成される3ヶ所のデルタ線
外郭環状線で貨物を振り分けるのは自動車の世界と同じ
武蔵野線西浦和駅東側に位置するデルタ線(画面左上)。埼京線との乗換駅武蔵浦和駅が右下に見える。埼京線の武蔵浦和駅にはE233系7000番台が停車中(2021年5月14日、吉永陽一撮影)。
武蔵野線は、国鉄時代に計画された貨物線の外郭環状線として整備された路線で、1976(昭和51)年に完成しました。線路は、東海道本線支線の新鶴見操車場(現在の新鶴見信号場)から武蔵野台地の地下を潜り、多摩川付近で地上へ出て、中央本線の西国分寺駅と直交します。そのままぐるっと北東へ進み、東北本線南浦和駅、南下して常磐線新松戸駅、総武本線西船橋駅とそれぞれ直交して、京葉線へと合流していきます。
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吉永陽一(写真作家)