大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文5)対策しながら社会活動を
3%から70%まで増えても変わらないのか
毎日放送:もう1点だけ。現在は重症病床使用率が3%強ということで、ここから次の赤信号の基準である70%まではだいぶまだまだ開きがあると思うんですね。なので、70%にいくまでは現状注意喚起の方法としては変わっていかないという認識なんですが、3%から70%まで徐々に増えていっても、何も変わらないということでいいんでしょうか。 吉村:そうなってきたときに、これはもう赤信号に向かっていくとなれば、今取りうる策としては休業要請という策がありますから、休業要請をお願いするということも、これは出てくると思います。それ以外の方法というのも、本当は義務違反の場合は営業停止とかっていうのがあったらいいんですけど、それが【公開要望し 01:32:55】おとついしましたけど、ないので具体的な策というのは本当にこれはなかなか注意の呼び掛けとか、社会の全体の空気感を変えていくということぐらいしか、実際知事に働いてる権限というのはそのぐらいしかないので、難しいところではありますが、いろんな情報を的確に出すことで実現を図っていくということかなと思います。 それから大阪府民の皆さんも、やっぱりわれわれがきちんとした情報を適切に、いろんな陽性者の数だけじゃなくて、陽性者の検査数から、陽性率から、前週と比較してどのぐらい割合が増えてるかとか、全ての情報は公開してますので、出てきた人の軽症とかそんなのも公開してますから、そういったことを積極的に情報公開するというのが重要だと思ってます。情報公開することによって、これはちょっと危険じゃないかっていうのは、たぶん府民の皆さん、その情報でうすうす感じるというか、それで行動を変えていくことも僕はされてると思うんです。
きちんと情報公開するのが非常に重要
だからこれは僕が発信するとか、いろんな府のできる対策を取るのも重要ですけども、きちんと情報を公開して出していくっていうのが非常に重要だと思います。それに合わせた府民の方の行動、本当に適切な行動を取られると思いますし、実際そうだと思います。たぶんほかの国よりそうなんじゃないかなと思うんです、日本の特性として。 なので、そういった意味では適切な情報を出すことがまず重要だろうなと思いますし、併せて重症病床の使用率も毎日パーセントで出して、どのぐらい埋まってるかというのは全部公開をしていく。そういうのをきちんとしながら、どうしてもこれは皆さんのお願いへの行動だけでは無理という場合は休業要請とか、そういったことに広がる、強いお願いに変わっていくということだろうと思いますが、できるだけそうならないようにしたいと、していきたいというのが思いです。 毎日放送:高齢者の方には我慢してくださいというメッセージに聞こえるんですが、そこに対する何かケアというのは考えていらっしゃるんでしょうか。高齢者の方はあまり出ないでね、というメッセージになってくると思うんですが、一方でお金を使ったり時間に余裕があるのもその世代だったりするというところはどうお考えですか。 吉村:高齢者の方、お1人お1人感染症の対策に気を付けながら、やはり外に出て活動するというのもこれは大事なことだと思っています。ずっと家に閉じこもっておくのがはたして健康上、本当に正解かどうか分からないですからね。むしろ外に出ていろんな活動をしたりするというのも、長生きとか健康を維持する上で非常に重要だという側面もありますから、そこはできるだけ感染リスクの高いところを避けて行動をお願いしたいと思います。 結局、これは唾液に潜んでますから。昼カラなんか、昼のカラオケで高齢者が集まって、昼カラで、北海道で広がりましたけど、ああいうのを避けるだとか。あるいは元気な人でも夜の街で飲みにばーばー出歩いてわいわい大騒ぎするとか、そういったものは、そういった感染リスクが高いところは避けながらも、健康的な活動はぜひやっていただきたいというふうに思います。 司会:ほかによろしいでしょうか。