大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文3)府外移動自粛は赤信号時に
大阪府の吉村洋文知事は16日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事「大阪モデルで黄色点灯。ミナミに臨時検査場を設置」(2020年7月16日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事「大阪モデルで黄色点灯。ミナミに臨時検査場を設置」 ◇ ◇
陽性かどうかわからない可能性もあるのか
NHK:NHKの青木です。ミナミの検査場についてなんですが、先ほどのほぼ無症状の人もとおっしゃっていたんですけど、そもそも唾液検査なのでほぼ無症状の人が受けても陽性の結果をつかめないという可能性もあるのでしょうか。 吉村:もう1回言って。 NHK:ほぼ無症状の人が受けても、そもそもが唾液検査なので、陽性の結果っていうのが出ないっていう可能性もあるのでしょうか。 吉村:唾液検査について、今、無症状については国は認めてないという発表を方針でしていますが、ただ無症状でも唾液検査を認めるべきじゃないかっていうのを、国でも今、実は検証している最中です。きのうも国の【要望 00:46:32】も行きましたけども、特に水際対策なんていうのでPCR、鼻咽頭のPCRをやってたら、これはとてもじゃないけどもできないですから、無症状も含めた唾液検査っていうのをやるべきじゃないかっていうことで、専門家の意見も聞いて、これは前向きに進めていっているというふうに聞いています。 それから僕自身もいろんな専門家に唾液について聞くことがあるわけですけれども、無症状の状態でも人にうつす力があるぐらいのウイルスが入っているときは唾液に十分、PCR検査をすると、その検査結果が出るという専門家の意見も聞いていますし、これは大阪府の専門家会議でも、宮沢先生も確か言っていたと思うんですけども、そういった資料も出されています。
唾液検査でも陽性は出るだろうと思う
それからやはりほかの場面で僕もいろんなところで専門家と意見交換することが多いんですけど、専門家から聞くことが多いんですけど、やっぱり唾液についてはウイルスが非常にたくさんあると。それで無症状でも唾液検査をすれば、これは陽性が出るということも聞いています。もちろん感染直後はそこまでないとしても、そこからどんどんウイルスが増えていきますから。でもう要は発症したら前2日ぐらいから、僕が今聞いている限りの話では、前2日くらいから人に無症状でもうつす力が非常にあると。そこの唾液を調べたら陽性になるというものだと、今僕は理解しているので、無症状でも人にうつす力があるぐらいの状況になって、増えてきている状況では、僕は唾液検査でも陽性は出るだろうというふうに思っています。 ですので、まったくの無症状で今回の検査をするわけではないので、なんらかの発熱か、何か喉が調子が悪いだとか、いろいろあろうかと思うんですけど、そのなんらかの症状が出始めているころ、自分がちょっと心配だなというのが出始めているころの唾液検査をすれば、コロナであれば僕は検出されるだろうというふうにも思っています。これは健康医療部ともいろいろ話もしましたし、専門家の意見を聞いてもそれが適切だというので、唾液検査で進めていこうと思います。 僕は最終的にはもう全て唾液検査に、もう鼻咽頭から移すべきだというふうに思ってるんですけどね。鼻咽頭にするのはやっぱり限界があります、検体採取は。 NHK:ありがとうございます。あと今後、対策本部会議の開催が必要になるとすれば、感染者数ですとか、属性というか、内訳ですか。これがどういう状況になったら対策本部会議を開くっていう考えなんでしょうか。 吉村:まず今回の第1取り組みを7月末までというふうに決めましたので、7月末までには1回やるということになると思います。 NHK:それは数にかかわらずという。 吉村:数にかかわらず、これを継続するかどうかの判断っていうのを1回やる必要があると思うので、黄色の信号もついている状況ですし、7月末の第1次取り組みをどうするかどうかも含めた判断はやると。それまでに大きく感染者数が増えたり、特筆すべき事情があったらやりますけど。それがなければ7月中は7月末までに1回やるということです。