韓流ブームの影響も?「パーカー制服」がZ世代にウケるワケ【THE TIME,】
ハーフパンツ制服に続き、全国で増加中の「パーカー制服」。Z世代の心をつかむ“令和の新スタイル”は、学校側にも“令和ならでは”の導入理由がありました。 【写真を見る】韓流ブームの影響も?「パーカー制服」がZ世代にウケるワケ【THE TIME,】 ■「パーカー制服」導入のワケは? 朝の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃。 福岡市にある『精華女子高校』の登校風景を見ると、ブレザーの下にパーカー!ブレザーの代わりにパーカー! セーターやカーディガンではなく、パーカーを着ている生徒ばかりです。 まさかみんな校則違反?かと思いきや、パーカーが制服なんです。 精華女子高校では、胸に校章のワッペンがついたパーカーを2年前から制服に導入。その理由を聞いてみると… 牧野美佐紀先生: 「コートだと重かったり、かさばったりして結果着ないで、風邪をひく。上手に自分で着まわせるようなアイテムがパーカーではないかなと」 冬は大事な試験が多い季節。それなのに、オシャレのためにコートを着ない生徒もいるとのことで、防寒着として目を付けたのがパーカーだったのです。 インナー、アウター両方で使えて、動きやすいので授業中や部活動でもラク。汚れたらすぐに洗えるのもいいと、生徒のほぼ100%が使っているといいます。 ■防寒だけじゃない“令和らしい”理由も 大手制服メーカー『菅公学生服』によると、「パーカーを採用する学校は、ここ2、3年で増えてきた」とのことで、全国で「パーカー制服」が増加中。 私立はもちろん公立の学校でも採用し始めているんです。 その背景には、防寒対策だけではない“令和らしい理由”もありました。 東京・品川にある『青陵高校』に導入した理由を聞いてみると… 青田泰明校長(45): 「いろんな組み合わせで楽しんでもらいたい。着崩して構わないし、決まった着方だけではなくて、いろんな選択肢の中で自分で考える。そういった子供たちの楽しみを作ってあげたい」 いまや制服にも”自由”が求められる時代。 ならいっそ私服の方がいいのでは?と、生徒に聞いてみると、「制服ならではの良さ」があるんだとか。