イクボス宣言「知事としても行いたい」大阪・吉村知事会見6月15日(全文2)
医療機関の入力率向上を妨げる要因は
最もスピーディーに進められるのは大阪府の事業としてですね。名簿を、住民票上の対象者の名簿を個人情報保護の審査会でもきちんと法的な手続きを踏まえた上で市町村からいただければ、これは速やかに7月下旬ごろから、これもちょっとずれるかも分かりませんけど、できるだけ早く実施をしていきたいと思います。基本的には大阪府全域で同じ時期にやっていきたいと思っています。ただ、どうしても市町村の予算関係であったり、あるいは市町村によってはひょっとしたら上乗せするような市町村も出てくれば、ちょっと遅れるかもしれませんが、そこは府民の皆さんにご理解をいただきたいと思います。 読売新聞:分かりました。あと、最後に別で1点なんですけれども、医療機関の、コロナ関連でHER-SYSの入力についてなんですけれども、これは数字だけで見ると、だいたい1カ月たって、医療機関の入力率っていうのが大きく増えている状況ではないというふうに見れると思うんですが、これはHER-SYS入力に当たっては、ここまで来たけれどもあともう一歩っていうことをするときに、何がその障壁というか、課題になったりしている部分があるかというところを、ありましたら教えていただけますでしょうか。 吉村:まず、医療機関についても、これまでこの入力率アップしてもらうところで、比較的大きな病院とか診療所、そういったところはもともと事務員さんなんかもいらっしゃって、でもファクスでやりとりしているところ、大所のところについて今回はご理解を得て進んできているというところがあって、この73%まで来てます。
保健所の負担増はできるだけ避けたい
今度、この先へいくときには、やっぱり小さなクリニックとか、人手がもともとあまりないよねというような診療所にもご協力をいただかなきゃいかんという意味で、これが右肩上がりに大きく増えるというのは今後はないかもしれません。ただ、1個1個のクリニック等にも当たりながら、少しでも増やしていきたいと思っています。 保健所の負担が大きくなるというのはできるだけ避けたいですし、今後またどれだけ大きな波が来るかも分かりません。最初の、一番ファーストコンタクトの、ファーストタッチのところの登録が遅れてしまうのは良くないですから、やはりこれはもうそれぞれ最初に検査して陽性だと分かったクリニック、診療所、病院等で最初に入力してもらうのが早いですから、それを共有するほうが早いので、この割合を増やしていきたいと思います。 おっしゃるとおり、ここから入力率が上がるかというと、ちょっとどこまで上がるかというのは、これからは小さな診療所等も含めて理解を得ていく必要があると思っています。あとこれ、今、感染者数が少ないというのは影響しているんでしたかね。そこは関係なかったかな。 A:そうですね。今、感染がある程度落ち着いている状況でございますので、一定協力いただいている医療機関もあろうかと思います。これがまた感染拡大していったら、果たしてそのHER-SYS入力を継続していただけるかどうかというのは、人手の関係からちょっと未知数の部分があろうかと思います。 吉村:それはでも、感染が拡大したときもやってくださいとお願いしておかないと、感染者が少ないときだけこれができて、感染者が増えたらできませんっていうのは理屈にならんのじゃないですか。 A:そうですね。あとは人手の関係で、今もそこも含めて働き掛けを行っておるところでございます。 司会:分かりました。次のご質問。NHKさん。