イクボス宣言「知事としても行いたい」大阪・吉村知事会見6月15日(全文2)
今年度の高校3年生は対象外か
毎日放送:幹事社の毎日放送の有馬です。発表項目について、大阪府の子ども教育生活支援事業についてお伺いします。対象者のところを見てると、来年の7月1日時点で18歳以下の者というふうに記載があるのですが、これは今、今年度高校3年生の方は対象にならないということになるんでしょうか。 吉村:今年度の高校3年生の方は対象になると。逆に言うと、今年度高校3年生の人を対象にするためにもこの基準を設定した、来年の4月1日。今年じゃないですよ。1年回って来年の4月1日時点で18歳以下の人なので、今年の高校3年生は今、18歳になってる人どんどん出てきてると思いますけど、その人が来年の4月1日で18歳以下のはずなので、今の高校3年生は対象にする、今、基準日である6月30日時点で高校3年生相当に当たる人については対象にするという趣旨です。 毎日放送:分かりました。すいません、ありがとうございます。あとそのギフトカード等郵送ということなんですけど、このギフトカードについてはどういった形態のものになるんでしょうか。 吉村:これについては事業者の選定として、入札手続きを行います。今日、この予算をつくりましたので、速やかに入札手続きに入ると、準備に入っていきます。ですので、その中で事業者が決まるということになると思います。なので、ギフトカード形式にはなると思います。ギフトカードっていっても今いろいろありますので、どれになるかはちょっと分からないです。 毎日放送:そうしたら現段階では決まっていないということなんですね。 吉村:ええ。一般競争入札をいたします。ただギフトカードでやるということは決まってます。
咲洲庁舎のホテルが賃料20億円滞納。受け止めを
毎日放送:分かりました。ありがとうございます。話は少し変わりまして、大阪府の咲洲庁舎に入居するホテルが賃料を20億円滞納してる件についてお伺いします。まずこの件について、滞納してる現状を知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。 吉村:非常に残念に思っています。賃料は払うのは当然ですから、賃料はきちんと支払ってもらいたい。そして今、裁判になっていますので、支払いがありませんから裁判を提起して、今、係争中です。この裁判の訴訟の中で家賃の回収、それから法的な手続きをしていきたいと思ってます。 毎日放送:ホテル側のほうに話を聞きますと、大阪府から入居してほしいという旨で入居したにもかかわらず、想定していなかったエレベーターの騒音などにより改修費用が必要となって賃料が滞ったとしていて、府が一方的に契約解除を迫るのはおかしいというふうにおっしゃっているんですが、こういう対応にはどういうふうに感じられますでしょうか。 吉村:まずこれは賃貸借ですから、そこで事業もする、そしてホテル事業もやる、当然その賃料をお支払いしていただくのは当たり前だと思いますし、そういう契約です。事業者はそういった理屈を主張されてますけども、われわれとしてはそれは納得できないという理由です。むしろ賃料がきちんと払われていない、当初払うというような話もありましたが、払われていないことが続いてる、ここが非常にわれわれとしても遺憾に思っています。 ですので、これは大切な賃料等、回収するのは、お支払いしていただくのは当然のことなので、その言い分の主張がぶつかり合ったときには、もうこれ裁判をせざるを得ないということで、残念ですけども裁判をして、そして司法の場で決着をつける。ただ賃料について払ってないという事実があるわけですから、きちんと支払ってもらいたいと、そう思います。 毎日放送:ありがとうございます。一方でホテル側はコロナの回復にもあって、客足の回復により夏ごろから賃料を払える見通しだというふうにおっしゃっているんですが、オーナーの方も府と良好な関係に戻して営業を継続したいというふうにおっしゃっているんですが、大阪府としては今後どのように対応していくんでしょうか。