来年は「大蛇んぷ(大ジャンプ)」を見せましょう 通天閣でひと足早く干支の引き継ぎ 大阪・吉村知事、ミャクミャクが参加
大阪市浪速区の通天閣で27日、年の瀬恒例の「干支(えと)の引き継ぎ式」が行われた。同式には2025年大阪・関西万博公式キャラクター、ミャクミャクや、急きょ大阪府の吉村洋文知事が参加し、お馴染みのダジャレ口上で今年の干支「辰」から来年の干支「巳」にひと足早いバトンタッチを行った。 【動画】大阪・通天閣で干支の引き継ぎ式 「辰」から「巳」へ
この引き継ぎ式は、現在の2代目・通天閣が完成した1956年から行われている恒例の行事。本物の動物同士が世相をテーマに対面・対談、この一年の反省と来年の抱負を談話発表で語り合い引き継ぐ形となっている。 今年は来年の万博に合わせて「特別バージョン」という形で行われ、吉村知事やミャクミャクも参加した。
今年は鹿児島の「タツノオトシゴハウス」からやってきたタツノオトシゴのオス、メスそれぞれ2匹と、大阪市此花区の「オーナーズフィッシュ」からやってきた生後8か月のオスのコーンスネークが参加した。 タツノオトシゴの代わり通天閣観光の西上雅章会長が「2024 年は何と言っても熱戦が繰り広げられたパリオリンピック・パラリンピック! 筋骨龍龍(筋骨隆々) とした肉体を駆使し、プレッシャーから逃げずに、 どっしり立ち向かう一竜(一流)選手の姿に日本中が元気づけられました。 一方、株価は上がったり下がったりの乱高下。 全く落ち着かず、リユウ(理由)もわからず、振りまわされ、 残念で腹タツ(腹立つ)ことも多い年となりました。 スポーツでも経済でも、率先して先頭に龍(立つ)、 リュウ敢(勇敢)な人が出てきて欲しいものです! 」と口上を述べた。
そして、ヘビの代わりに吉村知事が「来年こそは大蛇んぷ(大ジャンプ)を見せましょう!! なんせ来年は大阪・関西万博!! 世界中が注目するヘビー級イベントです! マームシ(ま~無視)できないコンテンツが、たくさん揃っています。 心行くまでトコトコぶらりと歩きまわってください! 首を長くしておろち(お待ち)申し上げます! 1970 年の大阪万博のような、 長蛇の列ができちゃうくらいの千客万来になりますように!!」と恒例のダジャレ口上を力強く述べていた。
今回の式について吉村知事は「大阪のシンボルタワーは通天閣。いよいよ来年は万博イヤー。大阪の元気を発信していきたい。すばらしい大阪を世界に発信していきましょう」などと述べていた。