通天閣で体験型アトラクション「Dive & Walk」運用開始 総工費3億円
大阪上空でスリル満点の体験型アトラクション 通天閣で「Dive & Walk」の運用始まる
通天閣(大阪市浪速区)で7月1日、体験型アトラクション「Dive & Walk(ダイブ アンド ウォーク)」の運用が始まった。 【動画】通天閣が新アトラクション「Dive&Walk」建設 地上40メートルからダイブ 総工費3億円 記者や通天閣社長が体験
「Dive & Walk」は、地上約40メートルのタワー中間部から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りる「Dive」と、中間展望台屋上でハーネス(命綱)を装着し、アスレチックを楽しみながら外周部を一周する「Walk」の2種類のアトラクションで構成される。竹中工務店が設計・施工を統括。23年7月に着工し、24年6月に完成した。 通天閣観光の高井隆光社長によると、このアトラクションの総工費は約3億円だったという。
1日午前9時から行われたオープニングセレモニーでは、あいさつに立った運営会社の通天閣観光・西上雅章会長が「人生は立ち止まらない、一歩歩く。Dive & Walkも立ち止まらずに歩いて、スリルと爽快感を感じていただけたら」と期待を込めた。また、来賓として出席した竹中工務店の長宗我部誠常務は、「無事工事を完遂できたことは、設計・施工の統括社として非常に大きな喜び」などとあいさつした。
この日は朝から悪天候が予想されたが、セレモニーが始まる前には雨がやんでおり、テープカット後の通天閣イメージガールによる初ダイブが予定通り行われた。曇り空の下、甲高い悲鳴を上げながら筆者の目の前に飛び降りてきた小川久瑠実(くるみ)さん。「上にいた時はホンマに怖かったですけど、降りちゃえば楽しいです、めっちゃ」と元気に感想を語った。次に降りてきた谷川美月さんは、「降りる前は大丈夫だと思ってたんですけど」と少し表情をこわばらせながらも笑顔で話した。
利用希望者の受付は、通天閣の北東約50mのところにある「通天閣SATELLITE」で行われる。料金は1回3000円で利用制限あり(年齢15~65歳、体重120kg以下)。営業日は年中無休(天候により閉鎖の場合あり)、時間は午前10時~午後8時(最終受付は午後7時)となっている。 (取材・文:具志堅浩二)