安倍首相が会見 辞意を表明(全文1)今週診察を受けた際に判断
辞任を決意したのはいつか
日本テレビ:幹事社、日本テレビの菅原です。よろしくお願いいたします。辞意を表明されましたけれども、今ご説明にあったように継続的な薬の投与というのをしながら、治療を続けながら執務に当たると、続行すると、そういった選択肢はなかったんでしょうか。それだけ健康状態が厳しいということなのか、今後、次の総理が決まるまでは安倍総理が任に当たるということだと思いますが、再び病院に通うような必要性というのがあるんでしょうか。 また、辞任を決意されたのは具体的にいつごろだったのかということを教えていただきたいのと、それから1次政権に続いて任期途中での辞任ということになります。コロナ禍にあって政権投げ出しという批判もあるかと思いますが、こうした批判に対してはどのように説明なさいますでしょうか。また、政治的な空白が許されない中で、今後の後継者の決め方ですけれども、自民党総裁選は党員投票も行う正式な形で行われるべきとお考えなのか、それとも緊急性に鑑みて両院議員総会とすべきというふうにお考えなのか、お考えをお聞かせいただきたいのと、最後に意中の後継者というのがいましたら教えてください。 安倍:まず治療との関係でございますが、先般、今まで使っている薬に合わせまして点滴での処方となるわけでありますが、その新しいお薬を使いまして、2回今までに使っているんですが、2回目のときに検査も行ったんですが、効果は出ているということでございました。そこで、もちろんこのままそうした治療を続けながらということも考えるわけでありますが、そういうこともずっと考えながら今までやってきたところで、6月以降ですね。 ただしかし、これから9月に人事があり、そして国会を開会していくという中において、これが継続的にずっと間違いなく良くなっていくという保証はない中において、ある程度この投薬が終了して、大丈夫ですとなれば別なんですが、その過程にあるという中において、まさにコロナ禍の中において政治的空白を生み出さないようにする上においては、このタイミングで辞任するしかないという判断を出しました。そして、それは先週と今週、検査を受けまして、今週の診察を受けた際に判断をしたところであります。月曜日にですね。