「妥協しませんでした」競泳・池江璃花子選手の母親が語る、身体を作る大切な時期に食べさせたい「まごわやさしい」食材とは?
『子どもの心と才能が育つ【池江式】魔法の言葉』#1
競泳女子日本代表の池江璃花子選手の母であり、幼児教育教室の経営、講師として活動している池江美由紀氏は、子どもの健全な発育のためには、母乳育児とその後の食事が重要なカギと説く。離乳後の子どもに、どんな食材を食べさせるのが理想なのか? 【画像】子どもの身体作りには必要な食材 本稿は、池江美由紀著『子どもの心と才能が育つ【池江式】魔法の言葉』(PHP研究所)を一部抜粋・編集したものです。
母乳は飲ませるほど出やすくなる
初乳(出産後10日くらいまでの母乳)には、赤ちゃんが必要とする栄養素や免疫物質がたくさん入っています。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ免疫力が低い状態です。母乳を飲むことで、赤ちゃんの免疫力は強化されます。 赤ちゃんが生まれてから最初の1、2回で出るうんちを「胎便」といいます。黒っぽくて、コールタールのような粘性のある便です。赤ちゃんは、お母さんのおなかにいる間に羊水を飲み込み、腸管を通して羊水をきれいに保っています。腸管にたまった汚れは、生まれてから胎便によって排出されるのです。初乳には胎便の排出を促すような物質も入っています。 初めは母乳も出にくいですし、赤ちゃんの吸う力も強くありません。母乳の出口となる乳首の乳腺をすべて刺激するように、丸く飲ませることが大事で、赤ちゃんの抱き方を工夫して、母乳が出やすいような抱き方をとる必要もあります。おなかが減ってぐずりだしたらすぐに飲ませられるように、いつも赤ちゃんのそばにいる必要もあります。 たしかにお母さんにとって、母乳育児は重労働という側面があります。でも、赤ちゃんに母乳を飲ませれば飲ませるほど、母乳は出やすくなることが多いのです。 私は夜中も、2、3時間おきに母乳を飲ませました。初めは起きるのがつらくて大変でしたが、赤ちゃんが上手に吸えるようになってリズムができると、母乳もどんどん出て、双子でも育てられるような、よく出るおっぱいになりました。 おかげで3人の子どもを、それぞれ1歳半で断乳するまで完全母乳で育てることができました。
【関連記事】
- 競泳・池江璃花子「暑いのにお疲れさまです」会場入りの際に警備員に必ず声をかけた理由…母親が重要視した「あいさつの習慣」
- 「格差エグくない?」「悪趣味としか思えない」パリ五輪の開会式で世界を騒然とさせた珍演出!“血しぶきの中で生首が歌唱”は 日本ではコンプラ的に絶対NG
- 〈パリ五輪〉7歳での“代役”ダンスバトルデビューから世界トップレベルに。ブレイキン日本代表・Shigekix「好きなブレイキンだけ頑張って、学校の勉強をおろそかにするわけにはいかなかった」
- NBAのスター選手だらけのバスケットボール男子アメリカ代表、その合宿先で見た金メダルの可能性とは…松井啓十郎が直撃取材「足元をすくわれる可能性があるのではないか」
- 選手人口は1200人余り。それでも世界に挑む、ライフセービング日本代表の夢