日本代表がグアムの猛追を振り切り、5点差で熱戦を制す…予選4連勝でアジア杯本戦へ
11月24日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)が『FIBAアジアカップ2025予選Window2』に臨み、アウェーのグアム大学アリーナでグアム代表(同80位)と対戦。83-78で熱戦を制した。 【動画】11月21日に行われた日本代表vsモンゴル代表のハイライト! トム・ホーバスヘッドコーチ率いる日本代表は、パリ2024オリンピック代表だった富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)、ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)に加え、負傷離脱者の発生に伴い追加招集された西田優大(シーホース三河)を先発起用した。 グアムに先制を許した日本は、吉井が合わせの動きからファウルを獲得し、フリースローで初得点を挙げる。今度は西田のアシストから比江島の得点が生まれると、立て続けのオフェンスリバウンドから吉井が3ポイントシュートを決めて試合の流れを引き寄せる。さらに、ホーキンソンのアシストから渡邉飛勇(信州ブレイブウォリアーズ)がアリウープダンクを披露。終盤には大浦颯太(三遠)と吉井の3ポイントが決まり、日本は20-15で第1クォーターを終えた。 続く第2クォーターは大黒柱のホーキンソンの連続得点でスタートすると、モンゴル戦で8本中7本の長距離砲を沈めた西田がこの試合でも連続3ポイントをヒット。さらに、ハードなチームディフェンスで相手ボールを奪い、西田が速攻レイアップを決める。グアムに連続得点を許す場面もあったが、富樫が3ポイントを沈めて試合の主導権を渡さず、クォーター終盤には西田と比江島の長距離砲も決まり、48-31で試合を折り返した。 後半でも好調を維持する西田が2連続で長距離砲を決めると、吉井と大浦もそれぞれ2本ずつの3ポイントを沈める。佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)のアシストから渡邉飛勇がアリウープダンクを叩き込むハイライトもあったが、第3クォーターではグアムに上回られ、68-53とわずかに点差を詰められた。 勝負の第4クォーター序盤、グアムに12-1のランを作られ、大きく点差を詰められてしまう。この苦しい場面でホーキンソンが得点を挙げるも、グアムの勢いを止められず、試合残り3分11秒には同点とされる。それでも、比江島のパスを受けたホーキンソンがバスケットカウントを沈めると、西田が値千金の3ポイントをヒット。さらに、速攻の場面で西田のアシストからホーキンソンが再びバスケットカウントのダンクを叩き込んで、7点差に拡大。グアムのサイモン拓海(ベルテックス静岡)に連続得点を決められて3点差にされるが、比江島が貴重なフリースローをしっかりと2本決め、最後は83-78で熱戦を制した。 勝利した日本代表は、西田が6本の3ポイントを含む21得点、吉井が4本の3ポイントを含む17得点7アシスト、ホーキンソンが13得点16リバウンド4ブロックと躍動。今ウィンドウ限りでの代表引退を示唆している比江島も9得点5リバウンド5アシストをマークした。 日本代表は今年2月に行われたグアム代表戦(77-56)、中国代表戦(76-73)、11月21日のモンゴル代表戦(93-75)に続き、予選4連勝でアジアカップ本大会出場を決めた。 ■試合結果 日本 83-78 グアム JPN|20|28|20|15|=83 GUM|15|16|22|25|=78
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