「結婚を前提、この人しか」「展開早すぎ!」サッカー日本代表の妻へ…町田浩樹が“パリの指輪”に込めた想い「彼女、ショパン好きなので」
「いい夫婦の日」に合わせたアスリート結婚特集。サッカー日本代表で不動のディフェンダーとなった町田浩樹と妻に、ベルギーと日本という長距離で愛を育んだ日々、夫婦円満と愛を育む秘訣を聞いた。〈全3回の2回目〉 【写真】「美しい…」町田夫妻のウェディング写真inベルギー。「16歳のマチ…細いけど初々しい!三笘とも仲良し」日本代表DFで急成長の町田レア写真も全部見る
ホテルの部屋に戻ると、バラの花が
日本代表DF町田浩樹と妻が、ベルギーと日本の長距離で愛を育めた要因には、ゲームをはじめとしたデジタルツールがあったのは第1回で触れた通り。ではプロポーズについてはどうだったのか――妻に聞くと、アントワープでのクリスマスディナー後にホテルに戻ったとき、腰を抜かしそうになった。 1つが、見たこともない、カメラを構えた中年男性。もう1つが、部屋に敷き詰められたバラの花だった。 (ヤバイ、部屋を間違えちゃった! ) 彼女は瞬時にそう思った。だが、間違えるはずがなかった。 「入ってよ!」 町田から部屋に入るように促される。よく見ると、確かに自分たちが泊っている部屋だった。食事をとっている間に、“誰かが”その部屋にバラの花をキレイに敷き詰めていたようだった。 (え!? もしかして! ) さらに目をこらしてみると、おじさんフォトグラファーだと思っていたのは、カメラを構えた女性だった。後に知らされることになるが、この瞬間を記録に残すために町田が手配したフォトグラファーだった。
あまりに驚きすぎて「頬っぺたをつねりました」
そして、町田がひざまずいた。手のひらサイズの箱をパカッと開けるのではなく、ポケットに入っていた小袋から、ダイヤのついた指輪をスッと取り出してきた。 指輪のケースをスーツのポケットにいれると、どうしても箱の形が浮き出てしまう。これも後から聞かされることになるのだが、町田は指輪を小さな袋に入れて、ポケットに忍ばせていたのだ。だから、食事の席でも彼女は気づけなかった。 「僕と結婚してください!」 あの幸せな瞬間を、妻はこう回想する。 「もう展開が早すぎて! まだ付き合って半年でしたからね。ただ、指輪が出てきた瞬間から、心の中では叫んでいました。驚きすぎて、実際に声は出ませんでしたけど。女性フォトグラファーの方を、オジサンだと勘違いするくらいに動転していたんです。わたし、本当に、頬っぺたをつねりましたから」 あまりに驚きすぎて、「これからもよろしくお願いします!」といった類のわかりやすい返答がその場ではできなかった。 喜びと驚きが一緒に押し寄せ、彼女はこのとき座り込んでいたからだ。文字通り、腰が抜けてしまっていたのだ。だが、言葉が不要なときもある。彼女は黙って左手を差し出した。
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