大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文2)基準満たせば本部会議を開催したい
重症病床使用率は下がり基調と判断しているのか
読売新聞:読売新聞の藤本です。先ほどの質問と関連するんですけど、重症病床使用率については60%未満という数字には遠いですけども、8割近い状態から7割まで下がってきていまして、その状況について知事としては下がり基調にあるというふうな判断をされているのか、ちょっとまだその評価は早いのか、その辺りはいかがでしょうか。 吉村:病床についても、これから下がり基調になると思います。ただ、陽性者がもしあしたから上がってくれば、そのあと上がり基調になるというふうに思います。これはもう統計上というか、われわれの分析上も明らかでして、要は陽性者が減少してくれば、そこから中等症、軽症は比較的早めに、陽性者が減った数に応じて逼迫度は少し緩和されてくると。重症者は少し遅れて、増える場合も減る場合も2週間程度遅れて増えたり減ったりするというのが今までの傾向です。ですので現在の、例えばきのう現在の200人台の数字が反映されるのは、重症者でいくとやっぱり2週間後ぐらい。だけども2週間後には必ずその数字が反映されてくるということになるので、一定の予測というのはできるというふうに思っています。 これまで大阪府が出しているシミュレーションで、やっぱりずれてきているのは、ずれる場合があるのは、陽性者の予測がなかなかシミュレーションどおりにならない場合が多いんです。これはもう専門家のシミュレーションも当たったためしもあまりないし、将来予測についてですよ。いろんな警告的な意味は当然あるんですけど、将来のシミュレーションっていうのはなかなか、このコロナは予測しづらいなというのが現状としてあります。上がり基調か下がり基調かはだいたい分かるんですけど、将来を予測しづらい。 そういった意味で大阪府のシミュレーションも、将来の陽性者を予測した上での病床使用率の予測というのはなかなかそのとおりにならない場合が多いんですけど、現在判明している陽性者をベースにした病床の使用率というのは比較的正確に分析できますから、もう陽性者の数が特定されていますのでね。その陽性者の数のうち40代以上が何人いて、40代以上は何%ぐらいが重症化するとか、ある程度もうデータが出ていますから、だいたい予測ができると。そういった意味では重症病床使用率もすぐには下がりませんが、徐々に下がってくるだろうと。500人、600人いたわけですから、そのときと比べるとと。そういうふうに推測はしています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月4日 全文3に続く