【新型コロナはまだ終わってない】「歌が大好きで歌のことしか考えないでやってきたけど」「まずは自分の命が大事かなと思いました」 新型コロナの5類移行から1年超・・・いまも後遺症に苦しむ演歌歌手に密着
倦怠感や全身の痛み、味覚障害など、人によって様々な症状が現れる新型コロナ後遺症。寝たきりの生活を余儀なくされている人もいます。 【最新研究】2年以上も寝たきり・・・新型コロナ後遺症で苦しむ人たち 患者に共通する”特徴”とは? 思考力低下・仕事にも影響 (相澤めぐみさん) 「生きることを最優先にしないと、もうちょっと大変なことになってしまうって」 相澤めぐみさんは新型コロナウイルスに感染するまで、東京を拠点に演歌歌手として活動していました。
温泉施設などを中心にステージに立っていましたがコロナに感染し、さらにその後の後遺症でステージに立つどころか、ほぼ寝たきりの状態に。再びステージに立てる日はやってくるのか。いまもコロナ後遺症に苦しむ演歌歌手の女性を取材しました。
新型コロナ後遺症でほぼ寝たきりの状態に
神戸市に住む相澤めぐみさんはおととし2月、東京で新型コロナに感染しました。その後、後遺症を患い、2年半近くほぼ寝たきりの生活が続いています。 (相澤さん) 「最初は軽症で、熱も微熱がちょっとあったくらいで。喉はすごく痛かったですが、あとは咳ぐらいで結構元気でした」 しかし、3週間たっても改善せず、買い出しなど、少し外出したぐらいでも症状がどんどん悪くなっていったといいます。 (相澤さん) 「もうベットから動けないというか、座るのもしんどいみたいな感じになって。これはおかしいなと思ってコロナ後遺症を積極的に見ている病院に行ったら『典型的なコロナ後遺症ですよ』って」
相澤さんの後遺症の症状は全身の倦怠感や強い疲労感で、微熱や思考力の低下などが長期間続くと診断されました。 (相澤さん) 「早い人は何カ月かで治るけど、長い人は2年以上かかると。それがいつまでなのかわかりませんみたいなことを言われて。目の前が真っ暗になりましたね。もう自分の人生終わったなっていうか」 「歌が大好きで歌のことしか考えないでやってきたけど、もうそれすらもできると到底思えない状況というか、まずは自分の命が大事かなと思いました」 療養するため東京を離れ、地元の神戸に戻ることを決意しました。
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