【ABC特集】大阪府の小学校運動場芝生化に問題発生!窮地を救ったのは「サシイレ」という新サービス
大阪府内の小学校の運動場が実は芝生化していたって、ご存知でしょうか?都市部で気温があがる“ヒートアイランド現象”の対策などが狙いで、大阪府では2009年から公立小学校の運動場芝生化推進事業を進めていたんです。芝生化に必要な初期費用の補助や、芝刈り機の貸し出しなどをしていて、2012年度末までに約200校で芝生化を達成しました。
芝生は安全で涼しい!
この芝生化がもたらした効果ははかりしれません。 (泉大津市立浜小学校・西尾校長) 「まずはけがが少ない。土だとやっぱり転んだら大きなけがもしますし、芝だったらすり傷程度に済むんですよね。あとはすごく涼しいですね。熱中症指数で体育禁止っていうのはほぼほぼないです。どんなに暑くても、暑さ指数が30より上回ることはないです。うちは30になったら運動中止なんですが、30なんかまずないです」
ただメンテナンス費用がかかる
しかし事業終了から約12年、ある問題に直面しています。それはお金。保護者や地域の募金だけではまかないきれなくなってきているといいます。 (泉大津市立浜小学校・西尾校長) 「芝のポット1つは90円から100円ぐらいだと思うんですけども、さすがにこれだけの広大なところを植えていくってなったら、毎年ポットは1000ポットぐらい買いますので、約10万円近くになりますよね。そのほかには水やりでしょ、機械の維持ですよね。そういったのを入れたらやっぱかなりの額になります」 泉大津市立浜小学校では、毎年枯れてしまった芝生の植え替えをしています。さらに去年は、散水機のタイヤがパンクしたり、ホースに穴が開いたりと、思わぬ出費がかさみ、あわせて29万円にもなってしまったんです。
起死回生の一打「サシイレプロジェクト」
そんな浜小学校に、ある企業が手を差し伸べてくれました。それが「サシイレプロジェクト」を運営しているaseという会社です。 (aseCMP事業部マネージャー・井田佳依子さん) 「毎年芝生を買って植えないといけないっていうことを初めて知ったので、私達のサービスを使って少しでも芝生が集められるサポートができればいいなと思って」 「サシイレプロジェクト」とは、大学などの部活動で必要となる競技の道具や飲み物を、卒業生や保護者、応援したい人が「サシイレ」できるクラウドファンディングのようなサービス。ただ、クラウドファンディングと違ってお返しはありません。