大阪府・吉村知事が定例会見8月5日(全文4)ミナミの休業要請は本当につらい
昨日の会見で示した認識に変わりないか
共同通信:共同通信の山本です。先ほどMBSさんが聞いておられたことと重なり合って本当に恐縮なんですけども、きのうの発言をちょっと確認させていただきたいんですけれども、きのうの記者会見での知事のご発言として、皆さんもよく知っているうがい薬を使って、うがいをすることによってコロナの陽性者が減っていく、効くのではないかという研究が出ましたっていうご発言がありました。また、ポビドンヨードによるうがい薬をすることによって、コロナにある意味打ち勝てるんじゃないかとすら思っていますというご発言がありました。この認識は本日時点でもお変わりないということでしょうか。 吉村:うん、変わってないです。もちろん陽性者が減っていくっていうのは数字上、陽性になった人のポビドンヨードのうがい薬をやった人を調べた、調査した今回の研究結果で明らかに陽性者、陽性率が減っていっているわけですから、僕はそれが陽性者が減っていくというふうに認識もしています。 それから、なんですか。打ち勝つことができる。 これはある意味、表現の問題だとは思いますけれども、僕自身は本当にそう思っています。コロナウイルスがまず口から、唾液でどんどん媒介するっていうのが非常に広がっている、見えてくる中である意味それをうがい薬によって減少させる、殺菌させる、減らす効果がある、もしこれがうまく浸透していけば人にうつすという行為がなくなってくれば、どんどんこれは下がっていくわけなので、そうなってくれば僕はコロナに打ち勝てるんじゃないかと思っています。ただこれは万能薬でもないし、そう簡単にいかないというのも分かった上で発言はしています。
抽象的な発言が誤解を惹起した面もあるのでは
共同通信:先ほど、きのうの会見を巡るやりとりと、それを受けた市民の反応についてメディアが誤った情報を伝えているのではないかというようなご指摘もあったと思うんですけれども、実際にもしかしたら事実関係を間違えて伝えておられるところもあるかもしれませんが、一方で今ちょっと申し上げたようなきのうの発言だけを冒頭聞いておられた視聴者の方とかそういう文言だけを目にされた紙媒体の読者の方というのは、そこの部分だけを見て期待を抱いてしまうというか、誤解を抱いてしまうところもあるのではないかと思うんですけども、それはもちろん1時間丸々の記者会見をテレビで放送したりネットで伝えたり、知事の発言、一問一答を全て紙媒体でも伝えることができれば事実関係の誤りなく周知することできるかと思うんですが、知事のそういったご発言の抽象的な部分がどちらかというと誤解を惹起した部分もあるのではないかと私個人的には思うんですけど、知事の受け止めいかがでしょうか。 吉村:それ言ったら僕思ってることがしゃべれなくなりますよね。皆さんには編集権があるわけですから、放映権だってあるわけで、僕は皆さんに例えばここをこう編集してくれとか、ここだけ放送してくれとか、こういうふうに皆さん報道してねっていうのは今まで言ったこと1回もないですよ。当然、僕は自分の発言、自分が思ったことは当然、発信するし、そこはいろんな編集、報道のされ方はあるとは思ってますけども、その編集権、報道権っていうのは全て皆さんにあって、いろんな批判もされて腹立つこともたくさんあるけど、それでも僕はやっぱりそれがある意味、報道なんだろうというふうに思ってますから、それでこの部分、例えば僕がそういうふうに感じたところをしゃべったら、それは間違いだとか言われたら、僕自身はこれ、言いたいことも言えなくなるから、そんな、じゃあ紙読んだ記者会見だけしたって意味ないし、僕自身は自分が思うところっていうのはもう全て発信はしていきたいというふうに思います。