大阪・吉村知事 ミナミ一部エリアへ休業・時短の要請に「本当に断腸の思い」
大阪・吉村知事 ミナミ一部エリアへ休業・時短の要請に「本当に断腸の思い」
大阪府の吉村洋文知事は5日午後、大阪府庁で定例記者会見を開いた。あす6日から20日まで、大阪ミナミの特定地域にある夜の接待を伴う飲食店、酒類を提供する飲食店について、感染症対策を行っている店に午後10時までの営業短縮、対策を行っていない店に休業要請を行うことについて「本当に断腸の思いで進めています」と述べた。 【中継録画】大阪府・吉村知事が定例会見(2020年8月5日)
今回の要請の対象エリアは長堀通、千日前通、御堂筋、堺筋に囲まれた区域。営業時間短縮については、午前5時から午後8時までで、対象となるのはバーやナイトクラブ、ガイドラインを順守しているキャバレー、ホストクラブなど夜の接待を伴う飲食店のほか、居酒屋やカラオケ店などとなっている。 また、ガイドラインを順守していない店については、休業要請を。対策を講じた上で要請に応じた店に対しては、大阪府と大阪市がそれぞれ1日1万円の補償金を出すとしている。
吉村知事は会見で、今回の要請について「大阪の中心地、2大拠点なので、本当につらいですが、でもこれはこのエリアで広がっているのは明らかになっているので、であるならば申し訳ないけどお願いしますということで進めています」と述べた。 また、事業者に対しては「感染症の宣言ステッカーをぜひ取得していただいて感染症対策をとっていただくということを今からでもやっていただきたいと思います」と呼びかけた。
会見によると、ステッカーについては現時点で3万8580件、うち飲食店は2万3千件の登録があったという。吉村知事は「ちょっと前までは4千件でしたから、圧倒的に広がりを見せつつあるとおもっている」と述べた。また、まだ対策をしていない店に対しても「今からでもやっていただきたいと思います」と呼びかけていた。