大阪府・吉村知事が定例会見9月15日(全文1)第4波のピーク時よりまだ多いのが現状
大阪府の吉村洋文知事は15日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「宿泊療養所の中に臨時診療所を併設」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月15日)」に対応しております。 【動画】「宿泊療養所の中に臨時診療所を併設」大阪府・吉村知事が定例会見(2021年9月15日) ◇ ◇
ピークのころより下がってきている
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明がございます。よろしくお願いします。 吉村:まず現在の新型コロナウイルスの感染状況についてです。緊急事態宣言が延長になりました。この間、府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力の中で、感染については減少傾向にあると思います。その減少を、やはり確かなものにしていくということで、ぜひ府民の皆さん、事業者の皆さんのご協力をお願いしたいと思います。 現在の感染状況ですけれども、ここに示しているとおりです。ここ1週間については0.59倍ということで、大きく減少しています。その前は0.83倍。一番ピークだったころは8月の下旬ごろ、陽性日、確認ベースで8月下旬ごろ。発症日ベースでいくと、だいたいお盆の前後ぐらい、8月19日が一番多かったわけですけれども、8月の中旬から下旬が多かったわけですが、ぐっと下がってきています。これだけ大きく下がっているのも、これは府民の皆さん、事業者の皆さんの感染対策、また、ご協力のたまものだと思っていますので、これを確かなものにするためにも、引き続きご協力をお願いします。
20、30代が大きく下がっているのが特徴的
ちなみに非常に大きく減少はしていますが、1週間の感染者数が8600人ということで、実は第4波の一番多かったとき、7800人ですから、第4波の一番多かったピークのときよりもまだ多いのが今の現状でもあります。ぜひ感染対策の徹底を、9月末まで緊急事態宣言が出されていますので、ぜひご協力をお願いします。 年代別についてです。このブルーのところが20代、30代です。一番下がっているのがこのブルーのところでもあります。ブルーのところが大きく下がり始めてから、40代、50代、グリーンのところですね、グリーンのところも下がってきて、そして10代以下についても同じように下がってきています。60代以上については、一時期少し上がりましたけどまた少し下がってきて、あまり大きな山にはもともとなっていないという現状です。 20代、30代が大きく下がるというところがやっぱり特徴的だというふうに思ってまして、ワクチンの一定効果もあると思いますが、ただ、ワクチンについては20代、30代に、まだ広く行き渡っていない状態で、これだけ20代、30代が大きく下がると。今回、感染減少が起きている理由の1つとして、ワクチンもあるんだろうとは思いますが、ただ、それだけでは説明できない理由があるというふうには思います。ワクチンが大きな効果であれば、40代、50代、ワクチンが行き届いているところが大きく下がるはずですけれども、逆にあまり行き届いていないところが一番大きく下がっているという状況です。次、お願いします。 これは推定感染日ベースです。いつ感染が一番多かったかということで、これはずっとデータを取っているわけですが、それと合わせて、人出、人流の増減も合わせたグラフです。まず推定感染日でいくと、先ほど少し申し上げましたが、やはり一番多かったのは8月19日、その前後ですから、やっぱり8月の、この12、8月の12日ぐらいですかね。このお盆の前後が感染のピークだったと。推定感染日のピークだったということになります。そしてお盆休みが明けてから、感染がぐっと下がってきているというのが今の現状です。 あと人流、人と人との接触の状況に見ましても、緊急事態宣言はあまり効果ないとはいわれていますが、それでもそうじゃないときと比べたら、やはり人流は下がっているというような状況です。次、お願いします。 病床の逼迫度についてです。感染者数が減少してきますので、病床の逼迫度も解消されてくるということになります。まず重症病床については、少し遅れて感染が増えるときは増える。少し遅れて感染が減っているときは減る、こういう傾向に必ずなります。