岸田総理への恨みが大爆発…!菅前総理が岸田を潰すために選んだ「次の総理候補の名前」
衆院補選に続き、地方選も連敗。岸田首相は解散を断念し、内閣改造に着手しようとしている。いまの状況はまさに、'21年の菅政権の末期と酷似している。今度は菅が、総理を引きずり降ろす番だ。 【当落予測】「次の総選挙」で落選する裏ガネ議員の全実名はこちら…! 前編記事『安倍晋三の命日にぶち上げようとした「岸田総理の逆転大作戦」がまさかの失敗…! 可愛がってきた若手たちからもついに見放されて…』より続く。
高級寿司屋で開かれた秘密会合の中身
さっそく動きを見せたのが、菅義偉前総理だ。岸田派の若手が総理公邸に押しかけた6日の夜、麻布十番の寿司屋「おざき」で会合を開いた。 情報を聞きつけた報道陣が狭い路地に押し寄せるなか、最初に姿を見せたのは小泉進次郎元環境大臣。続いて加藤勝信元官房長官、菅、武田良太元総務大臣が現れ、最後に萩生田光一前政調会長が店へ入っていった。 萩生田、加藤、武田の閣僚経験者3人は次世代のリーダー候補と目されており、頭文字をとって「HKT」と呼ばれ、定期的に会合を重ねてきた。武田が会の様子を語る。 「根底から自民党を変えていかないといけないという議論だった。政治家同士だから、露骨な話はしないものだけど、会うということが大事なんだ。自民党が本当に国民の信頼を勝ち得るためにはどういう総裁選をやるべきかという話にはなった」 総裁選への対応を協議したと認めた武田。5人を集めたのは菅だったという。表立って「次」の話をしたとは言えないだろうが、菅が声を掛けたなら、この会合は重い意味を持つ。 菅は'21年に総理の座から引きずり降ろされたときの恨みを忘れていない。非主流派に転じ、さらには「軽い脳梗塞を発症した」(自民党若手議員)として一時は健康不安説も囁かれた。ところが、ここにきて求心力が高まり、菅は「次の総裁を決めるのは俺だ」と言わんばかりに動き始めたのだ。 「裏金事件を受け、麻生派以外の派閥が解散を決めると、以前から派閥解消を主張していた菅さんの存在感が増しました。さらに政治資金規正法の改正案をめぐっては、公明党と日本維新の会にパイプを持つ菅さんがキーマンに。『連立を組んでいる以上、一緒にやるしかないだろ』と迫り、政治資金パーティー券購入者の公開基準額を5万円超に大幅に引き下げる公明案を岸田さんに飲ませました」(全国紙政治部記者) もはや菅抜きにして政治を動かすことはできない。そう悟った「ポスト岸田」候補の面々は、菅のもとに結集し始めた。 「石破茂さんや加藤さんだけでなく、菅さんが『聖子ちゃん』と呼んで可愛がっている野田聖子さんも、菅さんに推薦人を借りて、総裁選に名乗りを上げようとしている。みんな『菅さん詣で』の状態です。一方、何かと菅さんと意見が対立する麻生さんは、菅さんと歩調を合わせるわけにもいかず、当面は岸田さんを支えるしかない。菅さんのほうが、はるかに手札が多いのです」(前出とは別の自民党閣僚経験者)