大阪府・緊急事態宣言延長で休業要請など継続へ 吉村知事「感染減少を確実にするため宣言へのご協力を」
大阪府・緊急事態宣言延長で休業要請など継続へ 吉村知事「感染減少を確実にするため宣言へのご協力を」
政府は9日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、現在発令中の緊急事態宣言について、21都道府県のうち東京都や大阪府など19都道府県の期限を12日から30日に延長することを決めた。これを受け大阪府は同日午後、大阪府庁で「第58回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、延長に伴う対策について話し合われた。 【中継】大阪府が新型コロナ対策会議 「緊急事態宣言」延長で対応は?(2021年9月9日)
同会議では、緊急事態宣言の延長に伴い、酒類を提供する飲食店への休業要請、酒類を提供しない場合は午後8時まで営業時間の短縮を要請、カラオケ設備を提供する場合は休業を要請するなど、現在行われている措置の継続が決定した。
このほか、床面積が1000平方メートルを超える大規模施設に対し、生活必需物資の小売関係、生活必需サービス を営む店舗を除いて、営業時間を引き続き午後8時までにするよう要請する。 百貨店の地下の食品売り場に対しては、通常営業時の半数程度の入場者を目安とし入場整理等を徹底。入場整理等の実施状況をホームページなどで広く周知するよう呼びかけるとしている。
学校での部活動については、原則休止。公式大会への出場の場合は感染防止策を徹底したうえで、活動時間を短縮し実施できるが、感染リスクの高い活動は実施しないとしている。 修学旅行など、府県間の移動を伴う行事についても原則延期。延期が困難な場合は、感染防止策を徹底したうえで旅行先の都道府県が大阪からの受入れ拒否をしていない場合や、参加する児童生徒、引率する教職員に、事前のPCR検査を実施するなどの条件を満たした場合は実施されるとしている。
同会議で大阪府の吉村洋文知事は「大阪府内の感染状況について「府民のみなさん、事業者のみなさんのご協力で減少傾向が少し見られているところだと思いますが、医療提供体制は非常にひっ迫した状況が続いています」と説明した。
そして「感染減少傾向を確実にできれば少し遅れてにはなりますが、ひっ迫も改善されてくるということになります。感染の減少を確実なものにするということが非常に重要で、いまなんとかそこが減りつつありますので、医療のひっ迫を考えると引き続いて感染対策の徹底を府民のみなさんにお願いしたい」と話していた。